社内イベントの用語集

ロールプレイング(ロープレ)とは

ろーるぷれいんぐ/英語では role-playing

大和田 颯(株式会社hyten 代表取締役)・

役を決めて、本番に近い場面を演じて練習するやり方。研修では、営業役とお客様役などに分かれて行うことが多い。略して「ロープレ」。

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ロールプレイングは、ゲームの種類(RPG)の意味でもよく使われますが、ここでは研修などで、役を決めて本番に近い場面を演じて練習するやり方の意味で書きます。略して「ロープレ」と呼ばれます。

意味

英語の role-playing(役を演じること)から来た言葉です。研修では、参加者が営業役とお客様役、上司役と部下役のように役に分かれ、実際に起きそうな場面を演じます。話を聞くだけでは身につきにくい、その場での言い方や聞き返し方を、口に出して練習するのがねらいです。

研修でよく使われる場面は、次のようなものです。

  • 営業のヒアリング:お客様の目的や事情を聞き出す
  • 面談や1on1:部下の話を聞き、次の行動を一緒に決める
  • 会議の進行:話がそれたときに戻す、黙っている人に話してもらう
  • 問い合わせへの対応:むずかしい要望を受けたときに答える

よくある組み方は、3人1組で「話す役」「相手役」「見る役」に分かれ、1回5〜10分演じたら、見る役が気づいたことを伝え、役を交代していく形です。役を交代するのは、相手の側に座ってみると、自分の聞き方がどう受け取られるかが分かるからです。

使い方と例文

  • 研修の打ち合わせで:「座学のあとに、ヒアリングのロープレを入れましょう。お客様役の設定は、こちらで3通り用意します」
  • 研修の当日に:「ここから3人1組でロープレです。1回7分、終わったら見る役の方から、気づいたことを2分で伝えてください」
  • ふり返りで:「いまのロープレで、相手の本音が出たのは、どの質問のあとでしたか」

似た言葉との違い

言葉 意味 使う場面
ロールプレイング 役を決めて、本番に近い場面を演じて練習する 研修で、話し方や聞き方を身につけるとき
リハーサル 本番と同じ流れで、前もって通して試す 登壇や配信の前
ケーススタディ 事例を読んで、どう判断するかを話し合う 判断の考え方を学ぶとき

リハーサルは、決まった本番に向けて流れを確かめるものです。ロールプレイングは、いろいろな場面に対応できる力をつけるための練習です。ケーススタディは考えて話し合うことが中心で、ロールプレイングは実際に口に出してやってみることが中心です。研修では、ケーススタディで「どう聞くか」を考えたあとに、ロールプレイングで実際に聞いてみる、と続けて組むこともよくあります。

実務で気をつけること

  • 相手役の設定を、紙1枚に書いて渡す:「お客様役をやってください」だけだと、相手役が手加減したり、逆に意地悪をしすぎたりします。相手の立場、目的、困っていること、聞かれたら話してよいことを書いて渡します。設定を作るのは研修を組む側で、受講する人の仕事に近い場面を選びます。
  • 見る役に、見る点を決めて渡す:「どうでしたか」だけでは、感想で終わります。「相手の話をさえぎった回数」「最後に次の約束をしたか」のように、見る点を2〜3つに絞ったメモを渡します。
  • 演じる時間より、ふり返りを長めにとる:演じっぱなしだと、同じ失敗をくり返します。1回ごとに、何がうまくいき、次に何を変えるかを話す時間をとります。
  • 恥をかかせない約束を、始める前にする:人前で演じるのが苦手な人は多いです。「うまくやる場ではなく、失敗してみる場」と最初に伝え、全員の前で一組だけ演じさせる形は避けます。
  • 研修のあとに、仕事で試す場面を決める:ロープレでうまくできても、仕事で使わなければ元に戻ります。「来週の商談で、この質問を1つ使う」のように、試す場面を一人ずつ決めて終えます。講師に頼むときに決めておくことは研修講師の探し方と頼み方にまとめています。

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