社内イベントの用語集

ラップアップとは

らっぷあっぷ

大和田 颯(株式会社hyten 代表取締役)・

会議や商談の終わりに、決まったことと、次に誰がいつまでに何をするかを、全員の前で確かめてまとめること。

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ラップアップは、商談の締めくくりや、コールセンターで通話のあとにする処理の意味でも使われますが、ここでは会議やワークショップの終わりに、決まったことを確かめる時間の意味で書きます。

意味

英語の wrap up(包む、仕上げる、まとめる)から来た言葉です。会議の終わりに、その日の話を包むようにまとめて、次にどう動くかをそろえます。

ラップアップで確かめるのは、だいたい次の3つです。

  • 決まったこと
  • 誰が、いつまでに、何をするか
  • 決まらなかったことと、それをいつ決めるか

日本語で言い換えるなら、「まとめ」「終わりの確認」です。

使い方と例文

  • 会議の途中で:「残り5分になったら、ラップアップに入ります」
  • 会議の終わりに:「ラップアップです。決まったことは2つ。宿題は、Aさんが金曜までに見積もりの案を出す、でいいですか。決まらなかった日程は、来週の会で決めます」
  • 商談の終わりに:「最後に、今日のお話をラップアップさせてください。次回までに、こちらからは進め方の案をお送りします」

似た言葉との違い

言葉 意味 使う場面
ラップアップ 決まったことと次の動きを、全員で確かめて閉じる 会議・ワークショップ・商談の終わり
リキャップ それまでの話の要点をふり返る 会議の途中・次の回の冒頭
議事録 話したことと決まったことの記録 会議のあとに配る
クロージング 商談で、相手に決めてもらう段階 営業の終盤

リキャップは「ここまでの話」をふり返ること、ラップアップは「この先の動き」まで決めて閉じることです。議事録はあとに残す記録で、ラップアップはその場で口に出して確かめることです。ラップアップで読み上げたことを、そのまま議事録の骨にすると、受け取り方のずれが残りません。

実務で気をつけること

  • 始める時刻を先に決めておく。30分の会議なら終わる5分前、2時間のワークショップなら15〜30分前が目安です。議題や台本に「ラップアップ(5分)」と書いておき、時間を見る係がいれば声をかけてもらいます。
  • 時間が押しても削らない。削るなら、議題のほうを次の回に回します。終わりの確かめを飛ばした会議は、次の回が「あれ、決まってましたっけ」から始まります。
  • 読み上げるのは進行役、書くのは別の人。全員が見ている画面やホワイトボードに、その場で書きます。会議のあとに誰かが一人でまとめると、ずれたまま配られます。読み上げたら「この3つで合っていますか。違うところがあれば、いま言ってください」と聞き、少し間をとります。「それはまだ決まっていないと思う」は、その場で出てくれば、次の週に出てくるよりずっと直しやすいものです。オンラインなら、議題を書いたドキュメントを画面に映したまま、その下に書き足していきます。
  • 宿題は「誰が・いつまでに・何を」がそろったものだけにする。どれかが空いているものは宿題にせず、「決まらなかったこと」に入れて、いつ決めるかだけ書きます。
  • 次の回の最初に1分だけ見る。前の回のラップアップで決めたことに手をつけたかを聞くだけで、決めたことが置き去りになりにくくなります。くり返す会議での運び方は定例会議の進め方の型5に、1回きりのワークショップのあとの運び方はワークショップの振り返りにまとめています。

くわしく読む

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