ワークショップとは
わーくしょっぷ
参加者が話を聞くだけでなく、手を動かして考えを出し合い、その場で何かを決めたり、つくったりする参加型の場。
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ワークショップは、子ども向けの工作教室や演劇の稽古、ものづくりの体験会の意味でも使われますが、ここでは会社の中で、社員が集まって事業や仕事のテーマを考える場の意味で書きます。
意味
英語の workshop は、もとは「作業場」「工房」のことです。そこから、参加者が自分で手を動かしながら学んだり考えたりする集まりを指すようになりました。
社内のワークショップでは、付箋に書く、卓で話し合う、案を絞って選ぶ、といった作業を重ねて、その場で何かを決めたり、形にしたりします。テーマは、たとえば次のようなものです。
- 営業・企画・経営で、狙うお客様の姿をそろえる
- 部署をまたいで止まっている仕事を洗い出し、誰が引き取るかを決める
- 新しいサービスの案を出して、試すものを選ぶ
日本語で言い換えるなら、「参加型の検討会」「みんなで考える場」です。
使い方と例文
- 企画会議で:「この件は会議で話すより、半日のワークショップにして、営業にも入ってもらって決めませんか」
- 案内の文で:「当日はワークショップの形で進めます。事前課題に15分ほどで答えてきてください」
- 当日の冒頭で:「今日のワークショップが終わったときに決まっているのは、来月から試す施策1つと、その担当です」
似た言葉との違い
| 言葉 | 意味 | 使う場面 |
|---|---|---|
| ワークショップ | 参加者が手を動かし、その場で決める・つくる | 答えがまだない事業のテーマ |
| 研修 | 講師が知識ややり方を教え、身につけてもらう | 答えや型がすでにあること |
| 会議 | 関係者が集まって報告し、決める | ふだんの仕事の判断 |
| セミナー | 登壇者が話し、参加者が聞く | 知識や情報を届けるとき |
研修は「答えを持っている人が教える場」、ワークショップは「答えをその場でつくる場」です。研修の中に、ワークショップの形のワークを入れることもよくあります。会議との違いは、時間の長さと、参加者全員が手を動かすかどうかです。
実務で気をつけること
「ワークショップは意味がない」と言われる場には、共通点があります。盛り上がったのに、終わったあとに何も動かないことです。主催する人が、始める前に次のことを決めておくと、かなり防げます。
- 終わったときに決まっていることを1行で書く。「意見を出し合う」ではなく、「来月から試す施策を1つ選び、担当が決まっている」のように書きます。書くのは主催者で、進行役に渡す台本の1ページ目に置きます。
- 決める人に、参加者として最後までいてもらう。部長や役員が見ているだけで途中で抜けると、決まったことが「提案」に戻ってしまいます。抜けるなら、その前に決める時間を置きます(社内ワークショップが「やって終わり」になる理由)。
- 材料を前もって集める。何も準備せずに集まると、最初の1時間がいまの状況の説明で消えます。参加者に事前課題で答えてもらい、当日はその答えから話し始めます(ワークショップの事前課題の設計)。
- 進行役と決める人を分ける。決める人が進行も兼ねると、話がその人の考えに寄ります。社内で進行するなら、テーマから少し離れた人にお願いします。
- やらないほうがいい場面もある。答えがもう決まっていて伝えるだけでいいときは、ワークショップにしないほうが誠実です。意見を出したのに結論が最初から決まっていたと分かると、次から誰も本気で書かなくなります。



