社内イベントの用語集

タウンホールミーティングとは

たうんほーるみーてぃんぐ

大和田 颯(株式会社hyten 代表取締役)・

経営陣が社員の前で方針や考えを話し、社員からの質問にその場で答える、社内の対話の場。「タウンホール」とも言う。

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タウンホールミーティングは、行政や政治家が住民と話す集まりや、アメリカの選挙の討論会の形式を指すこともありますが、ここでは会社の中で、経営陣と社員が直接やりとりする場の意味で書きます。

意味

アメリカの町で、住民がタウンホール(町の公会堂)に集まって町のことを話し合った集会が、名前のもとです。会社では、社長や役員が社員の前で方針や考えを話し、そのあと社員からの質問にその場で答える場を指します。

ふつうの説明会との違いは、経営陣から社員への一方通行で終わらせず、質問と答えのやりとりに時間の多くを使うことです。対面でもオンラインでも開かれ、四半期ごと、月ごとのように決まった間隔で開くこともあります。

日本語で言い換えるなら、「経営陣との対話会」「社長と話す会」です。

使い方と例文

  • 企画会議で:「次のタウンホールは、新しい評価の仕組みについての質問に絞りませんか」
  • 案内の文で:「タウンホールミーティングを開きます。質問は事前にフォームでも受け付けます。名前は書かなくてもかまいません」
  • 当日の進行で:「ここからは質問の時間です。まず、事前にいただいた質問のうち、多かったものから順に答えてもらいます」

似た言葉との違い

言葉 意味 使う場面
タウンホールミーティング 経営陣が話し、社員の質問に直接答える 社内で、方針や変化を伝えて質問を受けるとき
タウンミーティング 行政や政治家が、住民と話す集まり 自治体・政治
説明会 決まったことを伝える。質問は最後に少しだけ 制度や体制が変わるときの周知
キックオフ 期やプロジェクトのはじめに、目標と進め方をそろえる 期初・プロジェクトの開始

タウンホールは「質問と答え」が主役で、説明会は「伝えること」が主役です。キックオフは始まりに一度開くもの、タウンホールは何度もくり返して開くもの、という違いもあります。

実務で気をつけること

「意味がない」と言われるタウンホールは、たいてい質問が出ない会になっています。質問は当日に出てくるのを待つのではなく、主催する側が前もって集め、答える順番まで決めておくものです。

  • 質問は1週間前から集め、名前を出さずに送れるようにする。名前を出して経営陣に聞ける人は、多くありません。集まった質問は事務局が似たものをまとめ、多かった順に並べます。答えにくい質問を外さないことも、先に決めておきます。外したことは、あとで伝わります。
  • 話す時間と答える時間を、先に分けておく。60分なら、経営陣の話は15分まで、残りは質問、のように台本に書き、経営陣にも前もって了解をもらいます。話が延びると、削られるのは質問の時間です。
  • 進行役は、経営陣とは別の人にする。社長が自分で質問を選ぶと、答えやすい質問ばかり選んでいるように見えます。進行役が質問を読み上げ、時間を見ます。
  • その場で答えられない質問は、いつ答えるかを言う。「来週、社内のお知らせで答えます」「次のタウンホールの最初に答えます」と期日をつけます。次の回は、その答えから始めます。
  • やらないほうがいい場面もある。決まったことを伝えるだけで、質問を受けても何も変えられないときは、説明会と呼ぶほうが誠実です。タウンホールと呼んで質問を集めたのに何も変わらないと、次から質問が出なくなります。

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