社内イベントの用語集

1on1とは

わんおんわん/英語では one-on-one meeting

大和田 颯(株式会社hyten 代表取締役)・

上司と部下などが2人きりで、決まった間隔で話す対話の時間。話す中身は部下の側が持ち込むのが基本。

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1on1は、人事の制度として評価や育成の仕組みの中で語られることが多い言葉ですが、ここでは社内の対話の場の一つとして、場をどう組むかの側から書きます。

意味

1on1は「one on one」の略で、2人で向き合って話すことを指します。読みは「ワンオンワン」。会社では、上司と部下が週に1回や月に1回など、決まった間隔でとる対話の時間のことを言います。「1on1ミーティング」とも呼びます。

1on1の特徴は、次の3つです。

  • 2人だけで話す:ほかの人がいないので、会議では言いにくいことも話せる
  • 決まった間隔でくり返す:何かあったときだけでなく、何もなくても話す
  • 部下のための時間:話す中身は、部下が持ち込むのが基本

仕事の進み具合を確かめるだけなら、会議やチャットで足ります。1on1で扱うのは、困っていること、迷っていること、これからやりたいことのような、ほかの場では出にくい話です。

1回の長さは、30分ほどが一般的な目安です。間隔は、週に1回から月に1回まで、チームによってさまざまです。大事なのは長さより、決めた間隔でくり返すことです。何もない回があっても、「今日は特にありません」と言える時間があることで、困ったときに話しやすくなります。上司と部下のほかに、先輩と後輩、プロジェクトの責任者とメンバーのように、評価の関係にない2人で行う形もあります。

使い方と例文

  • 予定を入れるときに:「来月から、隔週の木曜に30分、1on1の時間をとらせてください」
  • 始めるときに:「今日はどんな話をしたいですか。仕事の話でなくてもかまいません」
  • 終わるときに:「今日の話で、次までに私がやることは、来週の会議で担当の見直しを提案することですね」

似た言葉との違い

言葉 意味 使う場面
1on1 2人で、決まった間隔でとる対話の時間 困りごと・迷い・これからの話
面談 評価や目標を伝え、話し合う場 期初・期末の評価
定例会議 決まった顔ぶれで進み具合を確かめ、決める チームの仕事の判断
対話会 経営層と社員などが、少人数で話す場 方針を伝え、声を聞く

評価の面談と1on1をまぜると、部下は評価に響きそうなことを話さなくなります。チームで決めることは定例会議で、一人ひとりの話は1on1で、と分けておくと、両方の場が軽くなります。

実務で気をつけること

  • 話す中身は部下が決める:上司が議題を用意すると、進み具合の報告の場になります。前日までに部下が話したいことを1行で送る、話したいことがなければ短く終える、のような約束を最初に決めておきます。
  • 予定を動かさない:上司の都合で何度もずらすと、「後回しにされる時間」と受け取られます。ずらすときは、その場で次の日時を決めます。
  • はじめに短く近況を聞く:いきなり本題に入るより、最近どうか、いまの気分はどうかを一言ずつ聞くと、話しやすくなります。会議のはじめに一人ずつ話すチェックインと同じ考え方です。
  • 上司がやることを、最後に一つ決める:聞くだけで何も変わらないと、部下は話す意味を感じなくなります。上司が次までにやることを一つ決め、次の1on1のはじめに伝えます。
  • 聞いた話の扱いを決めておく:1on1で聞いた話を、本人に断りなくほかの人に伝えると、次から本音は出ません。チームに共有したほうがいい話は、「この話、チームの会議で出してもいいですか」とその場で聞きます。
  • 会議を増やす制度にしない:全員と毎週とろうとすると、上司の予定が埋まります。人数と間隔は、上司が続けられる範囲で決めます。会議全体の時間の見直し方は会議を減らす方法にまとめています。

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