アイスブレイクとは
あいすぶれいく
会議や研修、ワークショップのはじめに、参加者の緊張をほぐして話しやすくするための、短いゲームや自己紹介、雑談。
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アイスブレイクは、初対面の人と打ち解けるための雑談の意味でも使われますが、ここでは会議や研修、ワークショップの冒頭に、進行役が時間をとって行う活動の意味で書きます。ネタを並べるのではなく、どんな場で何を選ぶか、やらないほうがいいのはどんなときかを中心にまとめます。
意味
英語の break the ice(氷を割る=固い空気をやわらげる、話の口火を切る)から来た言葉です。英語ではその活動を icebreaker と呼び、日本語では「アイスブレイク」が、場の緊張をほぐすための活動そのものを指します。
よく使われるのは、次のようなものです。
- 自己紹介に、質問を1つ足す(「最近買ってよかったもの」など)
- 共通点探し(卓の人との共通点を、3分で3つ見つける)
- 二択の質問に、手を挙げて答える
- 短いゲーム
日本語で言い換えるなら、「場をほぐす時間」「導入」です。
使い方と例文
- 準備の打ち合わせで:「部署をまたいで初めて集まる回なので、アイスブレイクに卓ごとの共通点探しを10分入れましょう」
- 当日の冒頭で:「本題の前に、少しだけアイスブレイクをします。卓の中で、全員に当てはまる共通点を3つ見つけてください」
- 時間が押したときに:「今日はアイスブレイクを飛ばして、ひと言ずつのチェックインだけにします」
似た言葉との違い
| 言葉 | 意味 | 使う場面 |
|---|---|---|
| アイスブレイク | ゲームや雑談で、場の固さをほぐす | 初対面が多い場・研修やワークショップの冒頭 |
| チェックイン | 一人ひと言で、いまの状態や気がかりを話す | 顔見知りの会議・ワークショップの冒頭 |
| 自己紹介 | 名前や所属、仕事の中身を伝える | 初対面の場 |
| 雑談 | 決まった目的のない会話 | 始まる前・休憩 |
アイスブレイクは場の空気をほぐすことが、チェックインは一人ずつの「いま」を場に出すことがねらいです。毎週会っているチームの会議なら、アイスブレイクはいらず、チェックインだけで足りることがほとんどです。
実務で気をつけること
- 入れるかどうかを、顔ぶれで決める。初対面の人が多い、部署や役職がまざる、オンラインで顔が見えにくい。このどれかに当てはまるなら入れます。どれにも当てはまらないなら、入れなくてかまいません。決めるのは進行役で、台本を書く段階で決めておきます。
- 本題につながるお題を選ぶ。ゲームで盛り上がっても、本題に入ると元の固い空気に戻ることがあります。「今日のテーマで、最近困ったことを1つ」のように、そのあとの話し合いの入口になるお題のほうが、ほぐれたまま本題に入れます。
- 時間は5〜10分を目安にして、台本に書く。長くなると本題の時間を食います。時間が押したら最初に削る候補にして、削る順番も先に決めておきます(削る順の決め方はファシリテーションのコツにまとめています)。
- 誰と組むかも一緒に考える。共通点探しのように卓で行うものは、卓の組み方でほぐれ方が変わります。部署や役職のまぜ方はワークショップのチーム分けを参考にしてください。
- やらないほうがいい場面もある。うまくいかなかった案件の振り返りや、体制が変わる話など、重いテーマの場の冒頭に明るいゲームを入れると、かえって話しにくくなります。役職の高い人が多い場で、体を動かすゲームや身の上の話を求めるのも避けます。そうした場では、今日の進め方とゴールを丁寧に伝えるほうが、緊張はほぐれます。


