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研修講師の探し方と頼み方依頼文の例と、依頼前に決めておく5つのこと
社内の研修・ワークショップを任された方へ:研修プログラムと料金の目安を見る →

社内研修の講師を、外の人に頼むことになった。でも、どこで探せばいいのか分からない。候補が見つかっても、何を伝えて頼めばいいのか分からない——研修の担当になった人が、最初につまずくところです。
講師探しで失敗する理由の多くは、講師を選ぶ前に、頼む側の準備が足りていないことにあります。研修のあとに何が変わってほしいのかが決まっていないと、どの講師が合うのかも判断できません。
この記事では、研修講師の探し方と頼み方を、依頼の前に決めておくこと、依頼文の例、選ぶときと見積もりで確かめることの順にまとめます。
研修講師を探す4つの方法
研修講師の探し方は、大きく4つに分かれます。
| 探し方 | 向いているとき | 気をつけたいこと |
|---|---|---|
| 研修会社に頼む | テーマが定番で、講師選びから任せたい | 誰が登壇するかは、会社の中で決まることが多い |
| 講師紹介のサイトで探す | 候補を広く比べたい | 紹介の手数料が含まれることがある |
| 講師に直接頼む | 本・記事・登壇で、話を聞いてみたい人がいる | 講師が1人で対応するので、日程に限りがある |
| 知り合いから紹介してもらう | 他社で実際に受けた人の評判を聞ける | 自社の課題に合うかは、改めて確かめる |
どの方法でも、最後は講師本人と話してから決めるのがおすすめです。資料やプロフィールだけでは、事前にどこまで話を聞いてくれるのか、当日どう進めるのかが分かりません。
依頼の前に決めておく5つ
講師に連絡する前に、次の5つを社内で決めておきます。全部が決まっていなくても、分かる範囲で書いておくと、講師からの提案がぶれにくくなります。
- 研修のあとに、何が変わっていてほしいか:「会議の時間を短くしたい」「新任マネージャーが1on1を回せるようにしたい」のように、受講者の行動の言葉で書く
- 受講者:人数、立場、いまの課題。経験の差が大きいときは、それも伝える
- 時間と形式:何時間か、1回か複数回か、会場かオンラインか
- 予算の枠:決まっていなくても、上限の目安があれば伝える
- 効果の確かめ方:アンケートだけか、研修のあとに行動の変化まで確かめたいか
1がいちばん大事で、いちばん抜けやすい項目です。「プレゼン研修をしたい」だけだと、講師はどこに重きを置けばいいか分かりません。「営業が提案の場で、最初の3分で要点を伝えられるようにしたい」まで書けば、講師はそこから逆算して内容を組めます。
そのまま使える依頼文の例
はじめて連絡するときの依頼文の例です。【 】の中を書き換えて使ってください。
件名:【研修のテーマ】研修のご相談(【会社名】)
【講師名】様
はじめてご連絡いたします。【会社名】で人材育成を担当している【名前】と申します。【講師を知ったきっかけ】を拝見し、ご相談したくご連絡いたしました。
社内で【研修のテーマ】の研修を検討しております。研修のあとには、【受講者の行動がどう変わってほしいか】という状態を目指しています。
・受講者:【人数】名(【立場】。【いまの課題】)
・時期:【時期】ごろ
・時間と形式:【時間】・【会場/オンライン】
・ご予算:【目安。未定の場合は未定】このような内容でお引き受けいただけるか、まずはお話を伺えますでしょうか。オンラインで30分ほどお時間をいただけますと幸いです。
【署名】
ポイントは、研修のあとに目指す状態を、依頼文の中に書いておくことです。ここが書いてあると、講師は最初の打ち合わせから、内容の話に入れます。
講師を選ぶときに確かめたい3つ
候補の講師と話すときは、次の3つを聞いてみてください。
「事前に、受講者や現場の話を聞いてもらえますか」 受講者の状況を聞いてから内容を組む講師は、当日の話が自社の言葉になります。毎回同じ内容を話す前提なら、そのことを先に確かめておきます。
「どこまで、内容を変えてもらえますか」 例を自社の業務に置き換えるだけなのか、ワークの題材から組み直すのか。変えられる範囲で、費用も準備の期間も変わります。
「研修のあと、何をしてもらえますか」 アンケートの集計だけか、行動が変わったかを確かめる場までか。研修は終わったあとに効果が出るので、ここで差がつきます。
見積もりで確かめること
見積もりを受け取ったら、金額より先に、何が含まれているかを確かめてください。
- 事前の打ち合わせや、受講者へのヒアリングは含まれるか
- 教材・ワークシートは、研修のあとも社内で使ってよいか
- アンケートの作成と集計、報告書は含まれるか
- 交通費や宿泊費は別か
- 録画や資料を、あとから社内で共有してよいか
同じ「3時間の研修」でも、含まれるものが違えば、比べる意味がありません。料金の目安を公開している講師もいるので、比べるときの参考にしてください。
依頼から当日までの流れ
依頼から当日までは、だいたい次の流れで進みます。2か月前に相談を始めると、内容の調整まで余裕をもって進められます。
- 相談:目指す状態と受講者、時期を伝える
- 内容の提案と見積もり:講師から、研修の構成と見積もりが届く
- 事前の打ち合わせ:受講者の状況、当日の流れ、会場や配信を確かめる
- 当日:講師が進行し、担当者は時間と会場を支える
- 研修のあと:アンケートと、行動の変化を確かめる。次の打ち手を決める
研修の効果を「受けて終わり」にしない設計は、社内ワークショップが「やって終わり」になる理由でも扱っています。
よくある質問
講演と研修は、どう違いますか?
講演は考え方を持ち帰る場、研修は行動を変える場です。講演は30〜90分で、講師の話を聞くことが中心です。研修は、ワークや練習を通して、受講者が自分でやってみるところまで含みます。目指す状態が「知ってほしい」なら講演、「できるようになってほしい」なら研修を選んでください。
社内の人が講師をするのと、外の講師に頼むのは、どちらがいいですか?
自社の業務の手順を教えるなら社内、考え方ややり方そのものを変えたいなら外の講師が向いています。外の講師の話のほうが受け入れられやすい場面もあります。外の講師に頼むときは、教材を社内に残してもらい、2回目からは社内で回せる形にしておくと、費用を抑えられます。
1回だけでも頼めますか?
多くの講師は、1回からお引き受けしています。ただ、行動を変えるには、1回の研修のあとに確かめる場があるほうが効果が続きます。1回だけ頼むときも、研修のあとの確かめ方は相談しておいてください。
まとめ
- 研修講師は、研修会社・講師紹介のサイト・講師に直接・知り合いの紹介の4つで探せる。最後は講師本人と話して決める
- 依頼の前に、研修のあとに何が変わってほしいか・受講者・時間と形式・予算の枠・効果の確かめ方の5つを決める
- 依頼文には、研修のあとに目指す状態を書いておく
- 講師を選ぶときは、事前に話を聞くか・内容をどこまで変えられるか・研修のあとに何をするかを確かめる
- 見積もりは、金額より先に含まれるものをそろえて比べる
hytenでは、会議改善・プレゼンテーション・営業ヒアリング・社内ワークショップ・オフサイトの研修を、事前のヒアリングから効果測定まで含めてお引き受けしています。料金の目安は研修・ワークショップのページに、講演や勉強会の講師としてのご依頼は講演・登壇・取材のご依頼にまとめています。
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