パーキングロットとは
ぱーきんぐろっと/英語では parking lot
会議やワークショップで、今日の議題からそれた話題を、捨てずに書き留めておく場所。英語で「駐車場」の意味。
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パーキングロットは英語で駐車場のことですが、ここでは会議やワークショップで、今日の議題からそれた話題をいったん置いておく場所の意味で書きます。
意味
話し合いの途中で、大事だけれど今日の議題とは違う話が出ることがあります。そのまま話すと時間が足りなくなり、止めると、言った人は「聞いてもらえなかった」と感じます。そこで、その話題をホワイトボードの端や付箋に書き、車を駐車場にとめておくように、いったん置いておくのがパーキングロットです。
置いた話題は、捨てたわけではありません。会議の終わりに見直し、どれを、いつ、誰が扱うかを決めます。
置き場に入りやすいのは、たとえば次のような話題です。
- 今日の議題に関わるが、別の部署が決めること
- 調べないと答えが出ないこと
- 大事だが、今日の時間では話しきれない大きなテーマ
日本語で言い換えるなら、「保留の枠」「あとで話すことの一覧」です。進行の現場では「脇の付箋」「置き場」とも呼ばれます(ファシリテーションのコツ)。
使い方と例文
- 当日の冒頭で:「今日の議題からそれた話は、右端のパーキングロットに書いておきます。終わる10分前に、まとめて見ます」
- 話がそれたときに:「その価格の話は大事なので、パーキングロットに置かせてください。今日は、申込の流れを先に決めます」
- 終わる前に:「パーキングロットに4つあります。1つ目は来週の会議で扱います。2つ目は、Aさんが関係部署に聞いてきてください」
似た言葉との違い
| 言葉 | 意味 | 使う場面 |
|---|---|---|
| パーキングロット | 今日の議題からそれた話題を、いったん置いておく場所 | 会議・ワークショップの途中 |
| 持ち越し | 今日の議題のうち、決めきれずに次の回へ回すこと | 会議の終わり |
| 宿題 | 誰かが、いつまでにやると決まったこと | 会議の終わり |
| 議事録 | 話したことと決まったことの記録 | 会議のあとに配る |
パーキングロットに置いた話題は、まだ誰のものでもありません。会議の終わりに行き先を決めたものが、宿題や次の回の議題になります。持ち越しは今日の議題の続きで、パーキングロットは今日の議題の外の話、と分けて考えます。議事録には、置き場に残った話題とその行き先も書いておくと、次の回で拾い直せます。行き先が「今回は扱わない」になった話題も、その理由と一緒に残しておきます。
実務で気をつけること
- 始める前に、置き場があることを伝える:冒頭で「それた話は、ここに書きます」と一言そえておくと、話を置かれた人も止められたと感じにくくなります。その場の約束を読み上げるグランドルールに入れておくのも手です。
- 書くのは進行役ではなく、書く係:進行役が書いていると、話の流れが止まります。書く係を決めておき、進行役は「それはパーキングロットへ」と言うだけにします。
- 言った人の言葉で書き、名前を添える:短く言いかえると、あとで何の話だったか分からなくなります。誰の話題かが分かれば、あとで詳しく聞けます。
- 終わる前に、すべての行き先を決める:ここを飛ばすと、置き場は「話を止めるための言いわけ」になり、次から誰も話題を出さなくなります。終わる10分前を見直しの時間として台本に書いておき、1つずつ「次の会議で扱う」「誰かが調べる」「今回は扱わない」のどれかに分けます。決めた行き先は、終わりの確認で全員の前で読み上げます。
- オンラインでは、文書の下のほうに枠をつくる:全員が見ている画面の文書に「置き場」の見出しを作り、そこに書いていきます。チャットに書くと、流れて見つからなくなります。


