オリエンテーションとは
おりえんてーしょん/英語では orientation
新しく入った人や、新しく始まる場の参加者に、目的・決まり・流れを伝えて、迷わず動けるようにする説明の場。
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オリエンテーションは、入社したばかりの人への説明会の意味でよく使われ、広告の仕事では依頼する側が制作側に要件を伝える「オリエン」の意味でも使われます。ここでは、社内の研修やワークショップ、プロジェクトのはじまりに、参加する人に目的と流れを伝える場の意味で書きます。
意味
オリエンテーションは、英語の orientation から来た言葉です。もとは「方角を合わせる」という意味で、そこから「新しい場所で、自分の位置と進む方向が分かるようにすること」を指すようになりました。略して「オリエン」とも言います。
オリエンテーションで伝えるのは、だいたい次の3つです。
- 目的:何のための場で、終わったらどうなっていたいか
- 決まり:時間、持ち物、連絡のしかた、やってはいけないこと
- 流れ:いつ、何をするのか。困ったら誰に聞くのか
オリエンテーションは、すでに決まっていることを伝える場です。参加する人と一緒に何かを決める場ではありません。
人事の言葉としては、入社した人に会社の決まりや仕事の流れを伝える場を指すことが多く、入社のあと数日かけて行う会社もあります。研修やワークショップでは、本題に入る前の数分から30分ほどの時間を指すのがふつうです。どちらも、参加する人の「分からないから動けない」を減らすための時間です。
使い方と例文
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研修の案内で:「初日の最初の30分はオリエンテーションです。3日間の流れと、事前課題の出し方を説明します」
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プロジェクトの途中で:「来月から加わる2人に、1時間ほどオリエンテーションの時間をとってください」
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当日の冒頭で:「オリエンテーションとして、今日のゴールと休憩の時間、質問のしかたをお伝えします」
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途中から入る人に:「先週から参加される方向けに、10分だけオリエンテーションをします。これまでに決まったことは、資料にまとめてあります」
似た言葉との違い
| 言葉 | 意味 | 使う場面 |
|---|---|---|
| オリエンテーション | 決まっていることを伝え、迷わず動けるようにする | 入社・異動・研修やプロジェクトのはじめ |
| キックオフ | 関係者で目標・役割・進め方を決め、そろえる | 期初・プロジェクトの開始 |
| 研修 | 知識や技能を身につけるための学びの場 | 人を育てたいとき |
| アイスブレイク | 話しやすい空気をつくる短い時間 | 場のはじめ |
オリエンテーションは「伝える」、キックオフは「一緒に決める」場です。プロジェクトのはじめに両方が要るときは、先にオリエンテーションで決まっていることを伝え、そのあとキックオフで残りを決める、と分けると話が混ざりません。
実務で気をつけること
- 伝えることを3つに絞る:初日に全部を伝えようとすると、何も残りません。その日のうちに必要なことだけを話し、あとから読めばいいことは資料に回します。何を話すかは主催者か事務局が前もって決めます。
- 「困ったら誰に聞くか」を必ず入れる:決まりを覚えていなくても、聞く相手が分かっていれば動けます。窓口の人の名前と連絡のしかたを、最後に一枚で示します。
- 話すだけでなく、一度やってもらう:オンラインの研修なら、チャットの書き込みや画面の切り替えを、オリエンテーションの中で一度ためしてもらいます。本番で止まる時間が減ります。
- 参加者の質問の時間をとる:説明だけで終えると、分からないことを抱えたまま本題に入ります。最後に数分、質問を受ける時間を置きます。研修を外の講師に頼むときは、オリエンテーションを誰が話すかも前もって決めておきます(研修講師の探し方と頼み方)。
- 伝えたことを、あとから読める形で残す:当日に話した内容を、資料やページで残しておきます。途中から加わる人にも、同じものを渡せます。


