カンファレンスあるある用語集

タイムキーパーとは

たいむきーぱー

大和田 颯(株式会社hyten 代表取締役)・

時間を計り、残り時間を知らせる係。イベントでは壇上の登壇者に、会議では参加者全員に残り時間を見せる。

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タイムキーパーは、放送の現場や、就職活動のグループディスカッションの役割としても使われる言葉です。ここでは、カンファレンスやセミナーで登壇者の時間を見る係と、社内の会議で時間を見る役の2つの意味で書きます。

意味

タイムキーパーとは、時間を計り、残り時間を知らせる係のことです。英語の timekeeper(時間を記録する人)から来ています。時間を守らせる仕事そのものは「タイムキープ」と言います。

イベントと会議では、時間を見せる相手が違います。

  • イベント:壇上の登壇者に、残り時間を知らせる。客席の後ろからカンペやタイマーで見せる
  • 会議:参加者全員に、議題ごとの残り時間を知らせる。「この議題、残り5分です」と声に出す

どちらも、時間を計るだけでなく、見せるところまでが仕事です。計っていても、話す人に伝わらなければ、時間は守られません。

使い方と例文

  • 「タイムキーパーは私がやります。残り10分、5分、1分で出しますね」(登壇者との打ち合わせで)
  • 「今日のタイムキープ、どなたかお願いできますか」(会議の冒頭で)
  • 「タイムキーパーさん、いま全体で何分押しですか」(当日、進行の責任者から)

あるあるなのは、タイムキーパーが遠慮してしまうことです。相手が役員や名の知れた登壇者だと、「残り1分」を掲げる手がつい下がります。けれど、時間が守られて助かるのは、そのあとに話す人たちです。タイムキーパーは、遠慮しない役として置くものです。

似た言葉との違い

言葉 意味 時間について
タイムキーパー 時間を計り、残り時間を知らせる係 計って、見せる
MC・司会 イベント全体の進行役 押したときに、つなぎ方を変える
ファシリテーター 話し合いの進行役 議論を時間内にまとめる

タイムキーパーは時間を知らせる役で、どこを削るかを決める役ではありません。押したときの判断は、イベントなら当日の進行の責任者が、会議ならファシリテーターや議長が持ちます。小さな会では1人が兼ねることもありますが、役目としては分けて考えます。

実務で気をつけること

  • 知らせる回数とタイミングを、前日までに決める:残り10分・5分・1分など、何回、どの時点で知らせるかを登壇者と合わせておきます。持ち時間の短い枠なら、回数を減らします。
  • 見せる道具を決める:紙のカンペ、残り時間を出すタイマー、手の合図。会場の広さと、登壇者から見える位置で選びます。
  • パネルでは、見せる相手を1人にする:パネリスト全員ではなく、モデレーターに見せます。モデレーターが話を振り分けるほうが、議論が途切れません。進め方はパネルディスカッションの進め方にまとめています。
  • 会議では、議題ごとに終わりの時刻を決めておく:「全体で60分」だけでは、タイムキーパーは知らせようがありません。議題ごとに区切っておくと、残り時間を伝えやすくなります。会議の型は定例会議の進め方で扱っています。
  • 押しの量を、進行の責任者に伝える:イベントでは、タイムキーパーが押しの量をいちばん正確に知っています。枠が終わるたびに「いま何分押し」と伝える役を持たせると、判断が早くなります。言葉の使い方は押すで扱っています。

くわしく読む

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