質疑応答とは
しつぎおうとう
講演や発表のあとに、聞き手が質問をして、話し手がその場で答えること。プログラムや進行表では「質疑」と略して書くことも多い。
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質疑応答は、議会や会社の会議など、改まった場でも使われる言葉です。この用語集では、セミナーやカンファレンスで、講演や発表のあとに設ける質問の時間の意味で書きます。
意味
質疑応答は「しつぎおうとう」と読みます。質疑は、分からないところを問いただすこと。応答は、それに答えることです。合わせて、聞き手が質問し、話し手が答えるやり取りを指します。
プログラムや進行表では「質疑」と縮めて書くことが多く、英語の Q&A(Questions and Answers)もほぼ同じ意味で使われます。言い換えには「質問の時間」「ご質問のお時間」などがあります。参加者に向けた案内では、こうしたやわらかい言い方のほうがなじむ場面もあります。
使い方と例文
- 企画会議で「講演は30分で、そのうち質疑応答を10分とりましょう。質疑が持ち時間に入ることは、登壇者に最初にお伝えします」
- 依頼のメールで「ご講演は40分を予定しております。最後の10分を、質疑応答の時間とさせてください」
- 当日の現場で「講演が5分押しています。質疑を5分に縮めて、終わりの時刻は変えません」
似た言葉との違い
| 言葉 | 意味 | 使う場面 |
|---|---|---|
| 質疑応答 | 聞き手が質問し、話し手が答える | 講演や発表のあと |
| 意見交換 | 参加者どうしで、考えを出し合う | 交流の時間、少人数の会 |
| ディスカッション | 一つのテーマについて、複数人で議論する | パネル、ワークショップ |
質疑応答は、やり取りの向きが決まっています。質問するのは聞き手で、答えるのは話し手です。意見交換やディスカッションでは、全員が話す側にも聞く側にもなります。
ウェビナーでは、配信ツールの「Q&A」の機能で質問を受けることもあります。チャットとは別に質問だけが並ぶので、読み上げる質問を選びやすくなります。
実務で気をつけること
- 質疑を持ち時間に入れるかを、依頼のときに伝える。同じ「30分」でも、質疑を含むかどうかで、登壇者が用意する話の量は大きく変わります。依頼のメールの段階で書いておきます。
- 質疑は、時間の調整の枠として使う。講演が延びたら質疑を短くする、と進行表の段階で決めておくと、終わりの時刻を守れます。短くしたときは、答えきれなかった質問をアンケートで受けて後日答える、と司会から伝えます。
- 最初の1問は、司会かモデレーターが持っておく。質問が出るまでのあいだが、いちばん静かになります。手が挙がらなければ、用意した質問から始めます。その答えを聞くあいだに、客席は自分の質問を考えられます。
- 答えにくい質問の引き取り方を決めておく。価格の話、他社との比較、まだ結果が出ていない取り組みへの質問は、その場で答えにくいものです。「その点は個別にお話しさせてください」のように、登壇者と主催者で言い方をそろえておきます。
- 質問した人を、あとの連絡につなげるかを決める。手を挙げた人は、その話題に関心がある人です。名乗っていただくかどうかを先に決めておき、終わったあとの連絡でその質問に一言触れると、次の会話が始まりやすくなります。
当日の司会のせりふはセミナーの司会台本の書き方に、登壇者の側の備えはセミナー登壇の準備の進め方に、想定問答の作り方と答え方はプレゼンの質疑応答のコツにまとめています。

