イベントマーケ用語集

協賛とは

きょうさん/英語では sponsorship

大和田 颯(株式会社hyten 代表取締役)・

催しの趣旨に賛同して、お金や物、サービスを出して支えること。代わりに社名やロゴの掲載、講演の枠などを得る。スポンサーとも言う。

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協賛は、地域のお祭りやスポーツの大会でも使われる言葉です。ここでは、企業がカンファレンスやイベントにお金や物を出して支える意味(スポンサー)で書きます。協賛金の会計や税の扱いは、社内の経理や税理士に確かめてください。ここでは扱いません。

意味

協賛は、催しの趣旨に賛同して、お金や物、サービスを出して支えることです。協賛する企業を「協賛企業」「スポンサー」と呼びます。読み方は「きょうさん」です。

協賛の見返りとして、企業はふつう次のようなものを得ます。

  • 告知のページやパンフレット、会場の看板に、社名やロゴが載る
  • 会場に展示のブースを出せる
  • 講演の枠(スポンサーセッション)を持てる
  • 参加者に資料を配れる、アンケートに設問を入れられる

これらを組み合わせた「協賛の段階(プラン)」を、主催者が用意することが多いです。段階ごとに、ロゴの大きさや講演の枠の有無が変わります。

お金ではなく、飲み物や会場の設備、配信の機材、自社のサービスを無償で出すことも協賛に入ります。

主催者にとって協賛は、参加費だけでは足りない費用をまかなう手段です。協賛する企業にとっては、狙う業界の人が集まる場で、名前を知ってもらい、見込み客に出会う手段です。両方の目的がかみ合うときに、協賛はうまくいきます。

使い方と例文

  • 主催者の企画会議で「今年は協賛の段階を3つにします。いちばん上の段階だけ、講演の枠を付けましょう」
  • 協賛する側の社内で「このカンファレンスに協賛するなら、ブースより講演の枠がほしいです。来る人の役職を主催者に聞いてみます」
  • 協賛のお願いのメールで「本カンファレンスの趣旨にご賛同いただける企業様に、ご協賛をお願いしております。協賛の内容をまとめた資料をお送りします」

似た言葉との違い

言葉 意味 責任の重さ
主催 催しを企画し、開く責任を持つ 中身・費用・当日の判断まで持つ
共催 2者以上が主催者として並び、責任と作業を分け合う 主催と同じ
協賛 お金や物、サービスを出して支える 支える。中身の判断は主催者
後援 趣旨に賛同して名前を出す 名前で後押しする。運営やお金には関わらないことが多い

分け目は「どこまで責任を持つか」です。協賛する企業は催しを支えますが、プログラムの中身や当日の判断は主催者が持ちます。会社どうしで組んで開く形は共催セミナーにまとめています。使い分けは団体によって少しずつ違うので、相手の団体の決まりも確かめてください。

実務で気をつけること

  • 主催者は、協賛の段階を早めに固める:協賛する企業は、予算を期の初めに決めることが多いです。段階ごとに何が付くか、いつまでに申し込めばロゴが告知に載るかを、1枚の資料にして早めに出します。
  • 協賛する側は、参加者の顔ぶれを先に聞く:どんな業種・役割の人が、どのくらい来る見込みか。前の回の参加者の傾向を主催者に聞いてから、ブースか講演の枠かを選びます。社名が載るだけで終わらないよう、会場で何をするかまで決めて申し込みます。
  • 講演の枠は、売り込みになりすぎないように:協賛の講演でも、参加者は役に立つ話を求めています。主催者は講演の中身の方針を先に伝え、協賛する側は、お客様の事例や現場の話を中心にします。講演の枠のことはスポンサーセッションで扱っています。
  • 参加者の情報の渡し方を、申込の受付の前に決める:協賛する企業に参加者の情報を渡すなら、申込フォームでそのことを参加者に伝え、同意を取っておく必要があります。ブースで名刺をもらう形にするのか、主催者から一覧を渡すのかを、協賛の契約の前に決めます。
  • 終わったら、協賛した企業に報告を送る:来場の数、ブースへの来訪、講演の聞き手の数などをまとめて送ると、次の回の協賛の相談につながります。協賛する企業の側も、ブースで話した人の数や、その後の商談を、社内に報告できる形で記録しておきます。

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