ユーザーカンファレンスとは
ゆーざーかんふぁれんす/英語では user conference
製品やサービスを使っているお客様を集めて、その製品を出す会社が開くカンファレンス。活用事例の講演と、お客様どうしの交流が中心になる。
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ユーザーカンファレンスは、IT の会社が毎年開く大きな催しの呼び名として耳にすることが多い言葉です。ここでは、BtoB の会社が自社のお客様を集めて開くカンファレンスの意味で、主催する側の目線で書きます。
意味
ユーザーカンファレンスとは、製品やサービスを使っているお客様(ユーザー)を集めて、その製品を出している会社が開くカンファレンスのことです。英語でも user conference と呼びます。
中身は、だいたい次の3つでできています。
- 会社からの発信:製品のこれからの方向や、新しい機能の紹介
- お客様の登壇:使い方の工夫や、成果につながった事例の講演
- お客様どうしの交流:同じ悩みを持つ利用者が、顔を合わせて話す時間
見込み客を集めるセミナーと違い、来るのはもう使っている人たちです。目的は新しい売上よりも、使い続けてもらうこと、使い方を広げてもらうこと、そして「この製品を選んでよかった」と感じてもらうことに置かれます。
使い方と例文
- 「今年はユーザーカンファレンスを開きたい。まずは事例を話してくださるお客様がいるか、営業に聞いてみましょう」(企画会議で)
- 「ユーザーカンファレンスで、御社での使い方をお話しいただけませんか」(お客様への登壇の依頼で)
- 「後半の交流の時間は、同じ業種の方どうしでテーブルを分けますか」(前日の打ち合わせで)
あるあるなのは、会社からの発表の時間が長くなりすぎることです。新しい機能を全部見せたくなる気持ちは、よく分かります。けれど、参加者がいちばん聞きたいのは、ほかのお客様がどう使っているかだったりします。主役はお客様、と最初に決めておくと、プログラムが組みやすくなります。
似た言葉との違い
| 言葉 | 意味 | 主な参加者 |
|---|---|---|
| ユーザーカンファレンス | 製品を出す会社が、利用者を集めて開くカンファレンス | 自社のお客様 |
| ユーザー会 | 利用者どうしが集まる、小さめで定期的な会 | 自社のお客様 |
| 業界のカンファレンス | ある業界やテーマで、いろいろな会社が集まる催し | 業界の関係者・見込み客 |
| 展示会 | 多くの会社がブースを並べ、製品を紹介する催し | 見込み客 |
ユーザー会とユーザーカンファレンスは、参加者が同じでも、規模と頻度が違います。ユーザー会は少人数で定期的に、ユーザーカンファレンスは年に1回など大きな節目に開くことが多い、と考えると分かりやすいでしょう。ユーザー会から始めて、続けるうちにカンファレンスへ育てる会社もあります。ユーザー会の始め方はユーザー会・ユーザーコミュニティの立ち上げ方にまとめています。
実務で気をつけること
- 誰に向けた日かを、最初に決める:導入したばかりの担当者か、長く使っている人か、決める立場の役員か。向ける相手で、講演のテーマも交流の組み方も変わります。企画会議の1回目で決めます。
- お客様の登壇は、早めに頼む:事例を話すには、お客様の社内で確認が要ります。広報や法務の確認には時間がかかるので、開催の数か月前には声をかけます。登壇者の集め方を含めた全体の段取りは自社カンファレンスの立ち上げ方で扱っています。
- 営業とカスタマーサクセスの役割を分けておく:当日は、担当のお客様にあいさつしたい営業と、使い方の相談を受けたい担当者が会場にそろいます。誰がどのお客様に会うかを前日までに決めておくと、同じお客様に何人も話しかける場面を防げます。
- 交流の時間を、講演の余りにしない:お客様どうしの会話は、ユーザーカンファレンスの大事な中身です。プログラムに名前のついた枠として入れ、話すきっかけも用意します。組み方はネットワーキングで扱っています。
- 要望の聞き取りは、その場で約束しない:「この機能がほしい」という声は必ず出ます。受け止めて持ち帰る係を決め、答えは後日に返します。



