コミュニティマーケ用語集

UGCとは

ゆーじーしー/英語では user-generated content

大和田 颯(株式会社hyten 代表取締役)・

企業ではなく、製品やサービスを使うユーザーが自分の言葉で作り、発信するコンテンツ。投稿、口コミ、登壇の話、使い方のメモなど。

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UGCは、広告やSNSのマーケティングでは、消費者の口コミや写真の投稿を指すことが多い言葉です。ここでは、BtoBのユーザー会やユーザーコミュニティで、お客様が作って発信する内容の意味で書きます。

意味

UGCは user-generated content の頭文字で、「ユーザーが作ったコンテンツ」のことです。読み方は「ユー・ジー・シー」。対になるのは、企業が自分で作る記事や資料、広告です。

BtoBのコミュニティで生まれるUGCには、たとえば次のようなものがあります。

  • ユーザー会での登壇の話と、そのスライド
  • オンラインの場に書かれた質問と、ほかのユーザーの回答
  • 参加した人が自分のSNSやブログに書いた感想
  • 設定の工夫や、社内向けに作った手順のメモ

共通するのは、企業が台本を渡したものではなく、ユーザーが自分の言葉で書いたり話したりしたものだという点です。検討している人は、企業の説明より、同じ立場の人の話を信じやすいものです。UGCが大事にされるのは、そのためです。

UGCには、残るものと残らないものがあります。オンラインの場の投稿やスライドは残りますが、会で話された内容は、記録しなければその場で消えます。会の話を残したいなら、録画やメモをとってよいかを、登壇者と参加者に先に確かめておきます。

使い方と例文

  • 企画会議で「次のユーザー会では、登壇のスライドを公開してよいかを、先に登壇者に確かめておきましょう。UGCとしてオンラインの場に置きたいので」
  • 社内への報告で「今期は、オンラインの場の質問に、ほかのユーザーが答えてくれた回が増えました。運営が答えなくても回るUGCが育ってきています」
  • 参加者へのお礼のメールで「当日の感想を、もしよろしければご自身の言葉で発信していただけるとうれしいです。書き方の決まりはありません」

似た言葉との違い

言葉 誰が作るか 例
UGC ユーザー 登壇の話、投稿、感想、使い方のメモ
企業のコンテンツ 企業 自社の記事、資料、ウェビナー
導入事例 企業がユーザーに取材して作る 取材の記事、事例の資料
口コミ ユーザー 評価や、すすめる言葉

導入事例は、話しているのがユーザーでも、まとめて公開するのは企業です。そのぶん読みやすく整いますが、読み手は「企業が選んだ話」と受け取ります。口コミはUGCの一部で、評価やすすめる言葉に寄ったものです。アンバサダーにお願いして書いてもらった発信は、UGCの中でも会社との関係があるものになります(アンバサダー)。

実務で気をつけること

  • 生まれる場所を先に決める:UGCは、お願いすれば出てくるものではありません。質問を書き込める場、ユーザーが話す登壇の枠、感想を書く時間。どこでユーザーが話し、書くのかを、立ち上げのときにコミュニティマネージャーが決めておきます。
  • 使う前に、本人に確かめる:登壇のスライドや投稿を、自社のサイトや営業の資料に載せるときは、その都度、本人に確かめます。本人の会社の決まりで、社名や画面を出せないこともあります。確かめる係を、事務局の誰にするかも決めておきます。
  • 企業が直しすぎない:言い回しを整えたり、都合の悪いところを消したりすると、UGCの良さがなくなります。事実の間違いがあるときは、本人に伝えて直してもらいます。
  • 会社との関係を隠さない:お礼を渡して発信してもらったものは、会社との関係が読み手に分かるように書いてもらいます。関係を伏せると、広告を隠していると受け取られます。
  • 数を目標にしない:投稿の数を追うと、中身の薄い投稿が増えます。社内に伝えるときは、ほかのユーザーの役に立った話を、例として毎回いくつか残します。報告の組み立てはユーザーコミュニティの運営設計の「事業成果とのつなぎ方」で扱っています。

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