もくもく会とは
もくもくかい
集まった人が、それぞれ自分の作業や学習を黙々と進める会。始めと終わりに、やることと進んだことを一言ずつ共有する。
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もくもく会は、プログラミングを学ぶ人やエンジニアの集まりから広まった言葉です。ここでは、その意味を押さえたうえで、企業のユーザー会やユーザーコミュニティで、2回目以降の軽い形として開く使い方まで書きます。
意味
もくもく会は、集まった人が、それぞれ自分の作業を「黙々と」進める会です。講師はいません。決まったテーマで発表する時間も、ほとんどありません。
ふつうは次のような流れで進めます。
- 始めに一人ずつ「今日やること」を一言で話す
- それぞれが作業する(1〜2時間ほど)
- 終わりに「どこまで進んだか」「つまずいたこと」を一言ずつ話す
- 残れる人だけで雑談する
一人だとなかなか進まない作業も、同じ場に人がいると集中できる。分からないことがあれば、近くの人に聞ける。この2つが、もくもく会に人が集まる理由です。オンラインで開くときは、ビデオ会議をつないだまま、それぞれが作業する形が多いです。
「意味がない」と言われることもあります。黙って作業するだけなら一人でいい、という声です。始めと終わりの共有がない会や、参加者どうしが一度も話さない会は、たしかにそうなりがちです。
使い方と例文
- 企画会議で「毎回登壇者を探すのは大変なので、年に何回かはもくもく会にしましょう。製品の設定を、その場で進めてもらう回です」
- 案内のメールで「次回はもくもく会です。製品の設定や、社内向けの資料づくりなど、ご自身の作業を持ってきてください。分からないところは、その場で担当者やほかの参加者に聞けます」
- 会の当日に「では始めに、一人ずつ今日やることを一言でお願いします。終わりの10分で、どこまで進んだかを聞きますね」
似た言葉との違い
| 言葉 | 意味 | 主役 |
|---|---|---|
| もくもく会 | それぞれが自分の作業を黙々と進める会 | 一人ひとりの作業 |
| 勉強会 | 決まったテーマを、発表や講義で学ぶ会 | 話す人と、テーマ |
| ハッカソン | 短い期間でチームを組み、ものをつくって発表する催し | チームの成果物 |
| ライトニングトーク | 5分ほどの短い発表を続けて行う形式 | 発表する人 |
勉強会は「同じことを一緒に学ぶ」、もくもく会は「別々のことを同じ場で進める」と分けると分かりやすいです。ハッカソンはチームで一つのものをつくるので、一人ひとりが別の作業をするもくもく会とは向きが逆です。もくもく会の終わりに、何人かが進んだことを短く発表する形にすると、ライトニングトークに近くなります。
実務で気をつけること
- 始めと終わりの共有を省かない。ここがないと、同じ部屋で作業しただけになります。始めの一言が、終わったあとに話しかけるきっかけになります。
- ユーザー会で開くなら、製品に関わる作業を持ってきてもらう。設定、データの整理、社内向けの説明資料づくりなどです。案内に作業の例を書いておくと、初めての人も来やすくなります。
- 質問を受ける人を決めておく。製品に詳しい社員が1人いて、手が止まった人の相談に乗れると、「来てよかった」と思ってもらえます。
- 第1回には使わない。顔見知りのいない会でいきなり黙って作業すると、関係が生まれません。第1回は話す時間を長く取り、関係ができた2回目以降の軽い形として使います。第1回の組み方はコミュニティの第1回(発足イベント)の設計、年間の型への入れ方はユーザーコミュニティの運営設計にまとめています。
- 雑談の時間を最後に残す。作業を終えたあとの雑談で、参加者どうしの関係が深まります。会場の都合で残れないときは、オンラインの場に「今日進んだこと」を書いてもらう形でもかまいません。


