アクティブ率(コミュニティ)とは
あくてぃぶりつ
会員のうち、決めた期間の中で、場で活動した人の割合。何を「活動」と数えるかは、コミュニティごとに決める。
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アクティブ率は、アプリやゲーム、SNSの利用の指標としても使われる言葉です。ここでは、企業が運営するユーザーコミュニティで、会員がどれだけ場に関わっているかを見る数字の意味で書きます。目安の数字は、場によってまったく違うので書きません。
意味
アクティブ率は、会員の数を分母に、決めた期間に活動した会員の数を分子にした割合です。
アクティブ率 = 期間中に活動した会員の数 ÷ 会員の数
むずかしいのは、何を「活動」と数えるかです。コミュニティによって、次のどれか、または組み合わせで決めます。
- オンラインの場を開いて読んだ
- 投稿した、または反応を付けた
- 会に参加した
- 登壇や回答など、ほかの会員の役に立つことをした
期間も決めます。30日、四半期などです。ユーザー会が四半期に一度なら、月ごとに測ると、会のある月だけ数字が上がります。会の間隔に合わせて期間を選びます。
同じ「アクティブ率」でも、読んだ人を数えるか、投稿した人だけを数えるかで、数字は大きく変わります。ほかの数字と比べるときは、定め方がそろっているかを先に確かめます。割合と一緒に、活動した人の数そのものも見ます。会員が少ないうちは、一人の動きで割合が大きく上下するからです。
使い方と例文
- 企画会議で「アクティブ率の定め方を決めましょう。読むだけの方も入れて、90日のうちに一度でも関わった人を数える、でどうでしょう」
- 社内への報告で「会員の数は増えましたが、アクティブ率は前の四半期と同じです。新しく入った方が、最初の参加まで来ていないようです」
- 振り返りで「会のあった月はアクティブ率が上がり、ない月は下がります。会と会のあいだに、オンラインの場で小さなお題を出しましょう」
似た言葉との違い
| 言葉 | 意味 | 見る範囲 |
|---|---|---|
| アクティブ率 | 会員のうち、期間中に活動した人の割合 | 場全体の動き |
| 参加率(ウェビナー) | 申込のうち、当日参加した人の割合 | 一回の会 |
| エンゲージメント | 会員が場に持つ愛着や結びつきの強さ | 関わりの深さ |
| 継続率 | 一定の期間のあとも残っている人の割合 | 離れずにいるか |
参加率は一回の会を見る数字で、アクティブ率は会と会のあいだも含めた場全体を見る数字です。継続率は、会員として残っているかだけを見て、場に来ているかは問いません。アクティブ率が下がっても継続率が保たれていれば、会員は離れていないけれど、場に来る理由が弱くなっている、と読めます。アクティブ率は「関わったかどうか」を数えるので、関わりの深さまでは分かりません。深さを見るのは、エンゲージメントの考え方です(エンゲージメント)。
実務で気をつけること
- 定め方は立ち上げのときに決める:何を活動と数えるか、期間をどうするか。コミュニティマネージャーが案を出し、報告を受ける人と合意しておきます。途中で変えると、前の数字と比べられなくなります。
- 分母の中身を見る:会員の数には、登録したまま来なくなった人も入ります。会員が増えるほど、アクティブ率は下がりやすくなります。下がったときは、活動した人が減ったのか、分母が増えたのかを分けて見ます。
- 割合だけで報告しない:割合だけでは、場で何が起きているかが伝わりません。活動した人の数、くり返し来る人の数、お客様の声を並べて伝えます。報告の組み立てはユーザーコミュニティの運営設計の「事業成果とのつなぎ方」で扱っています。
- 数字を上げるための施策に寄せすぎない:反応を付けるだけで活動に数えるなら、反応を頼むだけで数字は上がります。数字が上がっても、会員の役に立っていなければ意味がありません。
- 読むだけの会員を見落とさない:投稿した人だけを数えると、読んで役立てている会員が見えなくなります。読むだけの参加の扱いはROM専にまとめています。


