プロンプターとは
ぷろんぷたー/英語では teleprompter
話す人の目の前に原稿を映し、顔を上げたまま読めるようにする装置。決まった文言を話すあいさつや、収録・配信で使う。
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プロンプターは、英語では、せりふを忘れた役者に小声で教える係のことも指します。この用語集では、登壇や配信で、話す人に原稿を映して見せる装置の意味で書きます。機材の型や設定のくわしい話には入りません。
意味
プロンプター(prompter)は、英語の prompt(思い出させる、促す)から来た言葉です。話す人が原稿を見ながらも、顔を上げて聞き手やカメラに向かって話せるようにする装置です。
よく使われるのは、次の3つの形です。
- 会場で使うもの:演台の左右に透明な板を立て、そこに原稿を映す。客席からは、ほとんど透けて見える
- 撮影で使うもの:カメラのレンズの前に原稿を映し、カメラを見たまま読めるようにする
- 画面で見せるもの:客席の後ろや床に置いた画面に、原稿を大きく出す
どの形でも、原稿を送る係が、話す速さに合わせて文字を流します。この係は、配信や映像の担当が受け持つことが多く、主催者の側で人を立てる場合と、会場や機材を頼んだ先にお願いする場合があります。
使い方と例文
- 企画会議で「開会のあいさつは決まった文言が多いので、プロンプターを使いましょう。原稿は前日の昼までにいただきます」
- 依頼のメールで「当日は会場にプロンプターを用意しています。お使いになる場合は、原稿を3日前までにお送りください」
- 当日の現場で「プロンプターの文字が速すぎたら、話しながら少し間を取ってください。送る係が合わせます」
似た言葉との違い
| 言葉 | 意味 | 使う場面 |
|---|---|---|
| プロンプター | 原稿を映して、顔を上げたまま読めるようにする装置 | 決まった文言のあいさつ、収録、配信 |
| カンペ | 残り時間や指示を書いて、話す人に見せる紙 | 当日の進行の合図 |
| 発表者ノート | スライドの各ページに付ける、話す人のためのメモ | スライドを使う発表 |
カンペは、運営から話す人への合図で、原稿そのものは書きません。くわしくはカンペのページにまとめています。発表者ノートは要点のメモで、全文を流し続けるものではありません。
プロンプターは、全文を読む前提の道具です。話す言葉を全部書いた原稿がないと使えません。
発表者ノートを大きく映して、プロンプターの代わりにする人もいます。そのときは、手元の画面の文字を大きくし、全文ではなく区切りの言葉だけにすると読みやすくなります。
実務で気をつけること
- 使う場面を絞る:プロンプターが向くのは、言い間違えられない文言が多い場面です。会社の方針の説明、決まったあいさつ、収録して残す動画などです。事例の講演や質疑のように、その場の言葉で話す部分には向きません。
- 原稿の締め切りと、直せる時刻を決める:主催者は、原稿を受け取る締め切りと、当日に直せる最後の時刻を決めます。直前の差し替えが続くと、送る係が追いつけません。
- 原稿は、話し言葉で短く区切る(登壇する側):書き言葉の長い文は、流れてくる文字で読むと、どこで息を継ぐか分からなくなります。一文を短くし、区切りで改行します。話す原稿の書き方はスピーチライティングとはにまとめています。
- 送る係と、本番の前に一度合わせる:話す速さは人によって違います。リハーサルで一度通し、速さと、止めてほしいときの合図を決めます。
- 文字が出ないときのために、手元の原稿を置く:機材の不具合で、本番に文字が出ないことがあります。演台の上に、同じ原稿を印刷して置いておきます。大きめの文字で、ページの番号を振っておくと、途中からでも戻れます。
- 読み上げに聞こえない工夫をする:原稿を追うと、目が左右の板を行き来するだけになりがちです。区切りごとに客席の別の場所を見る、と決めておくと、話しかけているように見えます。動きの付け方はスピーチの演出を見てください。



