登壇・プレゼンの用語集

トークセッションとは

とーくせっしょん

大和田 颯(株式会社hyten 代表取締役)・

2人以上の話し手が、壇上で会話をするように話を進めるプログラムの形式。議論で意見を比べるより、やり取りの中から話を引き出す。

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トークセッションは、カンファレンスやセミナーのプログラムでよく見る枠の名前です。この用語集では、会社が開くイベントのプログラムの形式として書きます。

意味

トークセッションは、2人以上の話し手が、壇上で会話をするように話を進める形式です。英語の talk と session を合わせた言葉で、日本のイベントでよく使われる呼び方です。

1人が続けて話す講演とちがい、聞き手役の質問に答える形で話が進みます。進行役を置く場合と、話し手どうしで進める場合があります。資料をあまり映さず、話を中心に進めることが多い形式です。

決まった定義はありません。同じような中身の枠が、イベントによって「トークセッション」とも「パネルディスカッション」とも呼ばれます。

使い方と例文

  • 企画会議で「事例の講演を2本並べるより、お二人のトークセッションにしたほうが、裏側の話が出てきそうです」
  • 依頼のメールで「当日は、弊社の担当者との30分のトークセッションをお願いしたく存じます。発表用のスライドは、ご用意いただかなくて構いません」
  • 当日の現場で「トークセッションは椅子を2脚、マイクを2本でお願いします。話し手の向きは、少し客席側に開けてください」

似た言葉との違い

言葉 意味 使う場面
トークセッション 会話の形で、話し手から話を引き出す 事例を深く聞く枠、ゲストを招く枠
パネルディスカッション 一つの問いに複数人が立場で答え、違いを見せる 意見が分かれるテーマを扱う枠
対談 2人が向かい合って話す 2人の話を聞かせたい枠
トークショー 話し手の人柄や話そのものを楽しむ 著名人を招く催し

いちばん聞かれるのは、パネルディスカッションとの違いです。目安は、問いに答えて意見を比べるのか、会話から話を引き出すのかです。パネルは立場の違いが聞きどころで、モデレーターが問いを割り振ります。トークセッションは、やり取りの中で出てくる具体的な話が聞きどころです。

対談は、トークセッションのうち2人で話すものと考えて差し支えありません。トークショーは楽しむ色が強く、会社のイベントの枠の名前としてはあまり使いません。

実務で気をつけること

  • 告知の名前は、参加者が何を期待するかで選ぶ。「パネルディスカッション」と書くと議論を、「トークセッション」と書くと気軽な話を期待されます。どちらとも言える枠なら、テーマの問いや話し手の組み合わせが伝わる副題を添えます。
  • 進行役を置くかを、依頼の前に決める。話し手どうしで進めると、話が弾んだまま時間を超えやすくなります。主催者側の誰かが聞き手に回るのか、モデレーターを立てるのかを先に決め、依頼のメールに書いておきます。
  • ゆるく見えても、聞く順番は用意する。「自由にお話しください」で始めると、自己紹介と自社の紹介で時間の半分が過ぎます。聞きたい話を3つほど決めて、事前に話し手へ伝えておきます。
  • スライドの扱いを、最初のメールで伝える。話し手は「登壇」と聞くと資料を作ってきます。紹介の1枚だけでよいのか、見せたい図があれば使えるのかを、依頼の段階ではっきりさせます。

問いの立て方や時間の割り方は、パネルディスカッションと同じ考え方で組めます。手順はパネルディスカッションの進め方を、話し手の呼び方の違いは登壇とは?を見てください。

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