PREP法とは
ぷれっぷほう
結論(Point)、理由(Reason)、具体例(Example)、結論(Point)の順で話す型。短い発言や質問への答えを、分かりやすくまとめるのに向く。
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PREP法は、文章の書き方や、面接の答え方としても紹介される型です。この用語集では、登壇やプレゼンで話を組み立てる型として書きます。
意味
PREP法(ぷれっぷほう)は、4つの英語の頭文字を並べた名前です。
- Point(結論):言いたいことを先に言う
- Reason(理由):なぜそう言えるのかを話す
- Example(具体例):理由を裏づける例を一つ話す
- Point(結論):最初の結論にもう一度戻る
結論を先に言うので、聞き手は「何の話か」を迷わずに聞けます。最後にもう一度結論を言うので、途中で気がそれた人も、話の中心を持ち帰れます。
日本語の会話は、背景から話して、結論を最後に言う流れになりやすいものです。PREP法は、その順番をひっくり返す型だと考えると覚えやすくなります。
架空の場面で、社内の会議での発言を組んでみます。
「社内の勉強会は、月に1回、昼休みに開くのがよいと考えています(結論)。終業後だと、子育てや通院で出られない人がいるからです(理由)。たとえば、先月の夕方の回には、参加したかったが出られなかったという声が届きました(具体例)。ですので、次回からは昼休みに開きます(結論)」
使い方と例文
- 企画会議で「各チームの報告は、PREP法の順で3分にまとめてもらいましょう。結論が先にあれば、質問もしやすくなります」
- 依頼のメールで「パネルでは、1つの問いに1分ほどでお答えいただく進行です。PREP法のように、結論からお話しいただけますと助かります」
- 打ち合わせで「質疑の答えが長くなりそうなときは、PREP法の最後の結論に戻ってから締めてください」
似た言葉との違い
| 言葉 | 話す順番 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| PREP法 | 結論→理由→具体例→結論 | 意見や提案を伝える、質問に答える |
| SDS法 | 要点→詳細→要点 | 報告、説明、流れの案内 |
| 時系列 | 起きた順 | 経緯の説明、物語として伝える |
PREP法とSDS法は、どちらも「最初と最後に中心を言う」型です。違いは真ん中にあります。PREP法は、理由と具体例で「なぜそう言えるか」を示します。SDS法は、詳細で「何があるか、何が起きたか」を示します。相手を説得したいときはPREP法、状況を分かってほしいときはSDS法、と考えると選びやすくなります。くわしくはSDS法のページにまとめています。
時系列は、起きた順に話すので組み立ては楽ですが、結論が最後まで出てきません。忙しい相手への報告では、結論を待たされる形になります。経緯を聞かれたときは時系列で話し、最後に結論を一言足す、と使い分けます。
実務で気をつけること
- 長い講演の全体には使わない:30分の話を一つのPREPで組むと、理由と具体例が長くなり、最初の結論を忘れられます。講演では全体を3つほどのまとまりに分け、それぞれの中でPREPを使います。
- 具体例は一つに絞る:例を3つ並べると、時間がかかるうえに、どれが大事かがぼやけます。聞き手に近い例を一つ選びます。数字を使う例なら、数字も一つにします。
- 最初と最後の結論は、言い回しをそろえる:言い換えると、別の主張に聞こえることがあります。締めの結論は、冒頭の文をそのまま言うか、次の一歩を一言足すくらいにします。
- 質疑の答えの型として、前もって練習する(登壇する側):質問を受けたその場で話を組み立てるのは、難しいものです。聞かれそうな質問を3つほど選び、PREPの形で答えを声に出しておくと、当日も型どおりに答えられます。質疑の備えはセミナー登壇の準備の進め方にまとめています。
- 主催者は、パネルや自己紹介の型として渡す:「1問1分で、結論から」と事前に伝えるだけで、パネルの話し手の答えの長さがそろいます。全員が同じ型で話すので、モデレーターも次の問いに移りやすくなります。


