カンファレンスあるある用語集

MCとは

えむしー

大和田 颯(株式会社hyten 代表取締役)・

イベントの開会から閉会までを進める進行役。枠と枠のあいだをつなぎ、参加者が迷わないように案内する。

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MCは、音楽のライブや配信では「曲の合間に話す人」や「ラップをする人」を指すこともあります。ここでは、カンファレンスやセミナーで、開会から閉会までを進める進行役の意味で書きます。

意味

MCとは、Master of Ceremonies(マスター・オブ・セレモニー)の略で、式や催しの進行役のことです。日本語では「司会」とほぼ同じ意味で使われます。

MCの仕事は、場と場のあいだをつなぐことです。開会の案内、登壇者の紹介、質疑の受け付け、休憩の案内、閉会のあいさつ。参加者が「いま何が始まるのか」「次に何をすればいいのか」で迷わないようにするのが役目です。

MCと司会の違いについては、「MCはくだけた場、司会はかしこまった場」「MCは自分の言葉で話し、司会は台本を読む」といった説明を見かけます。ただ、決まった区別があるわけではありません。カンファレンスでは「MC」、社内の会や式では「司会」と呼ぶことが多い、くらいに考えておけば十分です。

使い方と例文

  • 「MCは社内でやりますか、それとも外のプロに頼みますか」(企画会議で)
  • 「MCさん、基調講演が3分押しているので、次の紹介は短めでお願いします」(当日、進行の責任者から)
  • 「MC台本の登壇者の紹介文、ご本人の確認が取れました」(前日の打ち合わせで)

現場では「MCさん」と呼ぶこともよくあります。プロのMCに頼むと、押した時間を自然な話でつないだり、静かな客席を温めたりと、台本にない仕事までしてくれます。

あるあるなのは、社内の担当者がMCを兼ね、受付のトラブルに呼ばれて壇上から消えてしまう場面です。MCを兼ねる人には、当日のほかの仕事を持たせない。これが鉄則です。

似た言葉との違い

言葉 意味 受け持つ範囲
MC・司会 イベント全体の進行役 開会から閉会まで
モデレーター パネルディスカッションの進行役 パネルの枠の中
ファシリテーター 参加者全員で話し合う場の進行役 会議やワークショップ

MCが受け持つのは、枠と枠のあいだです。パネルの枠に入ったら進行をモデレーターに渡し、終わったら受け取って次へつなぎます。小さなセミナーでは、MCがモデレーターを兼ねることもあります。ファシリテーターは、壇上ではなく参加者同士の話し合いを進める役なので、カンファレンスでは分科会やワークショップの枠に出てきます。

実務で気をつけること

  • 社内か外のプロかは、判断の多さで決める:登壇者が多く、押しやトラブルの判断が多い日は、プロのMCに頼むと進行が安定します。登壇者が1〜2人の小さなセミナーなら、社内の担当者で十分です。
  • 進行の判断をする人とMCを分けるなら、合図を決める:MCは壇上にいるので、会場全体の様子が見えません。誰がどう合図を出すかを、前日までに決めておきます。
  • 台本は、つなぎの言葉だけでいい:登壇者の話の中身は書きません。場面ごとの例文はセミナーの司会台本の書き方にまとめています。
  • 登壇者の名前と肩書きは、本人に確かめる:読み方の間違いは、本番でいちばん気まずい失敗です。紹介文は早めに本人へ確認を頼みます。
  • パネルの受け渡しを決めておく:MCからモデレーターへ、どの言葉で渡し、どの言葉で受け取るかを打ち合わせます。モデレーターの準備はパネルディスカッションの進め方で扱っています。

くわしく読む

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