デモデイとは
でもでい/英語では demo day
育成プログラムの締めくくりに、参加した会社やチームが、出資者や事業会社などの前で、期間中の成果と次の計画をピッチで発表する日。
登壇を頼まれたら:登壇準備チェックシート(無料・PDF) →
デモデイは、開発チームが作ったものを社内で見せ合う会の名前として使われることもあります。この用語集では、育成プログラムの最後に、参加した会社やチームが成果を発表する日の意味で書きます。
意味
デモデイ(demo day)は、スタートアップを数か月かけて支える育成プログラム(アクセラレーター)の、最後の日に開く発表の場です。demo は英語の demonstration(実演)の略で、もとは「作ったものを動かして見せる日」という意味でした。
参加した会社は、期間中に何が進んだか、これから何をするかを、数分のピッチで話します。聞き手は、出資を考える人、協業を探す事業会社、支援機関の人などです。発表のあとに、聞き手と参加者が個別に話す時間を設けることが多くあります。プログラムを運営する側にとっては、期間中の支援の成果を、出資者や協力してくれた会社に見せる場でもあります。
いまは、会社の中の新規事業の制度や、自治体・大学の起業支援のプログラムでも、締めくくりの日をデモデイと呼びます。
使い方と例文
- 企画会議で「デモデイには、出資者だけでなく、協業を探している事業会社の方にも声をかけましょう。参加の会社が会いたい相手を、先にアンケートで聞いておきます」
- 依頼のメールで「デモデイの審査員をお願いしたく、ご連絡しました。1社5分の発表が8社続き、各社のあとに3分の質疑があります」
- 当日の現場で「発表が終わった会社の方は、後ろの面談の席へ移ってください。面談の予約表は受付に置いています」
似た言葉との違い
| 言葉 | 意味 | 使う場面 |
|---|---|---|
| デモデイ | 育成プログラムの締めくくりに、期間中の成果を発表する日 | アクセラレーター、社内の新規事業の制度 |
| ピッチイベント | 参加の会社を募り、順番にピッチをしてもらう催し | 出資者や協業先との出会いの場 |
| 最終審査 | 制度の中で、事業を続けるか、予算をつけるかを決める場 | 社内の新規事業の制度 |
いちばん近いのはピッチイベントです。違いは、話す会社が「同じプログラムを走ってきた仲間」であることです。デモデイの聞き手は、その会社の数か月の伸びを見に来ます。ですから、事業の説明より「この期間で何が変わったか」が聞きどころになります。ピッチイベントの形式はピッチイベントのページにまとめています。
社内の制度では、デモデイと最終審査を同じ日に行うことがあります。審査の結果をその場で伝えるのか、後日にするのかは、先に決めておきます。
実務で気をつけること
- 来てほしい聞き手を、プログラムの始めに決める:デモデイの価値は、誰が聞きに来るかでほぼ決まります。出資者、事業会社、社内の決裁者のうち、どこに会わせたいのかを主催者が先に決め、日程が決まったらすぐに招待を始めます。
- 発表の条件を、全社でそろえる:持ち時間、画面の比率、資料の締め切り、質疑の時間。最初の説明会で同じ条件を渡しておくと、聞き手は準備の差ではなく、中身で比べられます。
- 期間中の変化を、一つに絞って見せる(登壇する側):参加する会社は、事業の全体を説明しようとして時間が足りなくなりがちです。プログラムの前と後で何が変わったかを、数字か場面のどちらかで示します。「問い合わせが来なかったのが、毎週届くようになった」のように、聞き手が変化を思い浮かべられる形にします。
- 発表の順番と、話したあとの動きを決めておく:休憩の前後で、会場の集中は変わります。順番の決め方(くじか主催者の判断か)を前もって伝え、発表のあとに面談の席へ移る流れを、進行表に入れておきます。
- 当日のうちに、次の約束をつくる仕組みを置く:名刺交換だけで終わると、翌週には話が止まります。聞き手が「話したい会社」に印を付ける紙や申込のフォームを用意し、主催者が後日に引き合わせます。
数分の発表で何を残すかは記憶に残るプレゼンの構成に、登壇する側の準備の順番はセミナー登壇の準備の進め方にまとめています。


