登壇・プレゼンの用語集

講演料(謝礼)とは

こうえんりょう/英語では speaker fee

大和田 颯(株式会社hyten 代表取締役)・

講演や登壇をした人に、主催者が支払うお金。謝礼と呼ぶことも多い。交通費や宿泊費とは分けて扱うことが多い。

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講演料は、講演会や研修の講師の料金表の言葉としても使われます。この用語集では、イベントやセミナーで登壇を頼むときに、主催者が支払うお金という意味で書きます。金額の目安は、登壇者や場によって大きく違うため扱いません。決め方と伝え方を中心に書きます。

意味

講演料は、講演や登壇の対価として、主催者が登壇者に支払うお金です。「謝礼」「講師料」「登壇料」と呼ぶこともあります。

講演料に何が含まれるかは、場によって違います。

  • 当日の講演だけ
  • 事前の打ち合わせと資料の作成を含む
  • 録画の配信や資料の公開まで含む

交通費や宿泊費は、講演料とは別に支払うことが多くあります。何が含まれるかを書かずに金額だけを伝えると、あとで「資料の公開は聞いていなかった」といったずれが起きます。

お客様や共催先が登壇するセミナーや、業界の勉強会では、講演料を払わない形もよくあります。その場合も、交通費の扱いは決めておきます。

金額の決め方は、主催者によってさまざまです。社内で決まった基準に合わせる、登壇者が公開している料金に合わせる、予算の範囲で先に額を示して相談する、といった形があります。どの形でも、依頼の段階で金額か「ご相談させてください」のどちらかを伝えておくと、登壇者は引き受けるかどうかを判断しやすくなります。

使い方と例文

  • 企画会議で「今回の講演料は、録画の配信も含む形にするのか、別にするのかを先に決めましょう」
  • 依頼のメールで「謝礼として〇〇をご用意しております。交通費は別途、実費でお支払いいたします」
  • 登壇する側の返事で「講演料のお受け取りは、会社宛てとさせていただけますでしょうか」

似た言葉との違い

言葉 意味 使う場面
講演料 講演や登壇の対価として払うお金 講演会、セミナー、カンファレンス
謝礼 お礼として渡すお金や品物 講演、取材、アンケートの協力
交通費 会場までの移動にかかった費用 講演料と分けて払うことが多い

講演料と謝礼は、同じお金を指して使われることが多い言葉です。依頼の文面では、「謝礼」のほうがやわらかく聞こえるため、よく使われます。謝礼は、取材やアンケートへの協力のお礼にも使う、幅の広い言葉です。

講演や研修を仕事として受けている講師は、料金表で「講演料」「講師料」と書くことが多くあります。研修の講師を頼むときの考え方は研修講師の探し方と頼み方にまとめています。

実務で気をつけること

  • 主催者は、社内の規定を先に確かめる:講演料を払えるか、上限があるか、どの予算から出すかは、会社ごとに決まっています。依頼のメールを出す前に、経理や上長と決めておきます。
  • 依頼の最初のメールに書く:払う・払わないにかかわらず、最初の依頼に書きます。承諾のあとに条件が出てくると、登壇者が断りにくくなります。書き方の例は登壇依頼のメール文例にまとめています。
  • 登壇する側は、受け取り方を会社に確かめる:会社員は、講演料を個人で受け取れない、または会社宛てにする決まりがあることがあります。副業や兼業の決まりに触れないかも、引き受ける前に確かめます。返事の書き方は講演依頼・登壇依頼への返信にまとめています。
  • 手続きの段取りを決めておく:請求書が要るか、振込先は会社か個人か、支払いはいつか。終わってから聞くと、手続きが遅れます。税の扱いは、経理の担当か税理士に確かめます。
  • 含まれる範囲を書面に残す:録画の配信、資料の公開、後日の記事への引用など、講演料に含むものをメールに書いておきます。口頭だけで決めると、担当が替わったときに分からなくなります。

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