カンファレンスあるある用語集

ネットワーキングとは

ねっとわーきんぐ/英語では networking

大和田 颯(株式会社hyten 代表取締役)・

カンファレンスなどで、参加者どうしが知り合い、仕事のつながりをつくる時間。プログラムの中に名前のついた枠として置くことが多い。

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ネットワーキングは、IT の世界では、機器やシステムをつないでネットワークを組むことを指す場合もあります。ここでは、カンファレンスやセミナーで、参加者どうしが知り合う時間の意味で書きます。

意味

ネットワーキングとは、仕事に役立つ人のつながりをつくることです。英語の networking から来ていて、カンファレンスのプログラムでは、参加者どうしが話す時間を「ネットワーキング」「ネットワーキングタイム」と呼びます。

講演を聞くだけなら、オンラインでもできます。わざわざ会場に足を運ぶ理由のひとつが、この時間です。同じ立場の人に悩みを聞いてもらう。登壇者に直接質問する。次の仕事につながる相手と知り合う。参加者が持ち帰るものは、講演の中身だけではありません。

形はいろいろです。

  • 講演のあいだの休憩を長めに取り、自由に話してもらう
  • テーマごとのテーブルを用意し、関心の近い人を集める
  • プログラムの最後に、まとまった時間を取る(懇親会と兼ねることも)

使い方と例文

  • 「最後の30分はネットワーキングにしましょう。登壇者にも残っていただけるか聞いてみます」(企画会議で)
  • 「このあとはネットワーキングの時間です。登壇者へのご質問も、ぜひこの時間にどうぞ」(当日、司会の案内で)
  • 「ネットワーキングで話した方と、来週お打ち合わせになりました」(翌週の社内の報告で)

あるあるなのは、知り合いどうしだけで固まってしまうことです。同じ会社の人や前から知っている人と話して、新しい人とは話さないまま終わる。一人で来た参加者は、壁ぎわでスマートフォンを見ています。自由な時間を取るだけでは、交流はなかなか起きません。

似た言葉との違い

言葉 意味 雰囲気
ネットワーキング 仕事のつながりをつくるための時間 目的がはっきりしている
懇親会 プログラムのあとに、くつろいで話す会 打ち解けることが中心
交流会 参加者どうしが知り合うための会そのもの 単独で開くことも多い
名刺交換 名刺を渡し合うこと 知り合うときの入り口

ネットワーキングは「時間」や「行い」を、交流会は「会そのもの」を指すことが多い言葉です。カンファレンスの中の1枠ならネットワーキング、それだけを目的に開くなら交流会、と呼び分けると伝わりやすくなります。単独で開く会のほうは交流会で、プログラムのあとの会は懇親会で扱っています。

実務で気をつけること

  • 話すきっかけを、主催者が用意する:テーマ別のテーブル、「いま困っていること」を書いてもらうカード、スタッフによる紹介。自由に話してもらう前に、最初のひと言が出る仕掛けを置きます。どれにするかは企画の段階で決めます。
  • 登壇者に残ってもらうかを、依頼のときに確かめる:参加者がいちばん話したい相手は、たいてい登壇者です。この時間まで残れるかは、登壇を頼むときに聞いておきます。
  • 一人で来た人に、スタッフが声をかける:会場を見回して、話し相手のいない人に声をかける係を決めておきます。誰かとつなぐだけで、その人の一日の印象が変わります。
  • 売り込みの場にしない:主催する会社の営業が参加者を次々に囲むと、参加者は離れていきます。営業が話してよい相手と、話し方の目安を前日までに共有します。商談へのつなぎ方はイベントを商談につなげる導線設計にまとめています。

くわしく読む

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