カンファレンスあるある用語集

入り時間とは

いりじかん

大和田 颯(株式会社hyten 代表取締役)・

登壇者やスタッフが、イベントの会場に着く時刻。参加者が入れる開場の時刻より前に、人ごとに決めて伝える。

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入り時間は、テレビやライブの現場から広まった言葉で、会社のカンファレンスやセミナーでもよく使われます。ここでは、登壇者や運営のスタッフが会場に着く時刻の意味で書きます。

意味

入り時間とは、登壇者やスタッフがイベントの会場に着く時刻のことです。「入り」と縮めて、「登壇者の入りは13時です」のようにも使います。会場に着くことを「会場入り」「現場入り」と言うのも同じ流れです。

参加者に知らせる開場や開始の時刻とは別に、運営する側の人ごとに決める時刻です。同じイベントでも、入り時間は人によって違います。

  • 運営のスタッフ:会場の準備と打ち合わせがあるので、いちばん早い
  • 司会:段取りの確認と、マイクの試しのために、開場より前
  • 登壇者:音の確認と、スライドの映り方を見る時間を取って、出番の前

オンラインのウェビナーでは、配信のツールにつなぐ時刻の意味で「入り」を使います。会場に来るわけではありませんが、接続を確かめる時間を見込むのは同じです。

使い方と例文

  • 「登壇者の入りは、出番の1時間前でお願いしましょう」(企画会議で)
  • 「当日の入り時間は12時です。会場の受付で、登壇者だとお伝えください」(登壇者への案内のメールで)
  • 「司会の方、いま入られました。音の確認から始めます」(当日、スタッフ同士の連絡で)

あるあるなのは、登壇者の入りが出番ぎりぎりになることです。前の予定が延びて、会場に着いたのは出番の10分前。パソコンをつなぐと、スライドの字が小さくて客席から読めない。こうなると、もう直す時間はありません。入り時間は、こうした「つないでみたら」に備えるためにあります。

似た言葉との違い

言葉 意味 誰に向けた時刻か
入り時間 会場に着く時刻 登壇者・スタッフ(人ごとに違う)
集合時間 決まった場所に全員がそろう時刻 スタッフ全員
開場時間 参加者が会場に入れるようになる時刻 参加者
開始時刻 プログラムが始まる時刻 参加者と関係者の全員

入り時間は「着く」時刻、集合時間は「そろう」時刻です。スタッフ全員で打ち合わせをするなら集合時間を決め、持ち場ごとに準備の早さが違うなら、人ごとの入り時間を決めます。参加者に配るタイムテーブルには、入り時間は書きません。

実務で気をつけること

  • 出番から逆に数えて決める:音の確認、スライドの映り方、司会との打ち合わせ。登壇者が会場ですることを並べ、それぞれにかかる時間を足すと、何分前に来てもらえばいいかが出ます。決めるのは進行の責任者です。時刻の組み方はイベント進行表の作り方にまとめています。
  • 依頼の段階で、目安を伝えておく:登壇者は、当日の前後に予定を入れています。1週間前に「1時間前に来てください」と伝えても、空いていないことがあります。登壇を頼むときに、だいたいの入り時間も伝えます。依頼の文面は登壇依頼のメール文例で扱っています。
  • 着いたら誰が迎えるかを決める:時刻を伝えるだけでなく、着いた登壇者を受付で誰が迎え、どこへ案内するかまで決めます。案内の役はアテンドで扱っています。
  • 一覧にして、スタッフ全員で持つ:誰が何時に来るかを1枚にまとめ、受付のスタッフにも渡します。受付が知らないと、登壇者が参加者の列に並んでしまいます。
  • 遅れるときの連絡先を伝えておく:電車の遅れは、どうしても起きます。当日に連絡がつく電話番号を、登壇者とスタッフの両方に伝えておきます。

くわしく読む

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