カンファレンスあるある用語集

クロージングとは

くろーじんぐ/英語では closing session

大和田 颯(株式会社hyten 代表取締役)・

カンファレンスやセミナーの最後に置く、締めのプログラム。1日のまとめとお礼、参加者への次の案内をまとめて行う。

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クロージングは、営業の世界では、商談をまとめて契約に進める段階を指す言葉です。ここでは、カンファレンスやセミナーの最後に置く締めのプログラムの意味で書きます。

意味

クロージングとは、イベントの最後に置く締めのプログラムのことです。英語の closing(閉じること)から来ていて、カンファレンスでは「クロージングセッション」「クロージングトーク」とも呼びます。

ここで行うことは、だいたい次の3つです。

  • その日のまとめ:セッションで出た話を振り返り、持ち帰ってほしいことを言葉にする
  • お礼:登壇者・参加者・協賛した会社への感謝を伝える
  • 次の案内:アンケート、懇親会、次の開催、資料の受け取り方

開会のときに基調講演が「今日の問い」を示すなら、クロージングは「今日の答え」をまとめる役です。最初と最後が対になっていると、参加者の記憶に残りやすくなります。

小さなセミナーでは、司会のひと言と主催者のあいさつだけで終えることもあります。それも立派な締めくくりです。

使い方と例文

  • 「クロージングは、基調講演の方にもう一度出ていただいて、1日を振り返る形にしましょう」(企画会議で)
  • 「クロージングで、アンケートの QR コードを映します。スライドをご用意ください」(前日の打ち合わせで)
  • 「押しているので、クロージングは5分に縮めます」(当日、進行の責任者から司会へ)

あるあるなのは、押した時間のしわ寄せが全部最後に来ることです。前の枠が延びて、クロージングは「本日はありがとうございました」の一言だけ。アンケートの案内も、次の開催の告知も、言いそびれてしまう。最後の枠にこそ、削ってはいけない中身があります。

似た言葉との違い

言葉 意味 中身
クロージング イベントの最後に置く締めのプログラム まとめ・お礼・次の案内
閉会のあいさつ 主催者が会を閉じるために述べるあいさつ 短い。クロージングの一部になることが多い
ラップアップ 会議の最後に、決まったことと次の行動を確かめること 会議の参加者に向けて

閉会のあいさつは、クロージングの中に入る一部です。主催者のあいさつの言葉は、セミナーの司会台本の書き方で例文とあわせて扱っています。ラップアップは会議の言葉で、決まったことを確かめる場です。参加者に向けて1日をまとめるクロージングとは、向ける相手が違います。

実務で気をつけること

  • 削れない枠として、進行表に書く:押したときに削る枠は、ほかの場所に決めておきます。最後の枠まで削ると、次につながる案内が消えます。進行の責任者が、前日までに決めます。
  • まとめる人を、早めに決める:主催者の代表、基調講演の登壇者、司会。誰が話すかで、中身が変わります。まとめる人には、その日のセッションをできるだけ聞いてもらいます。
  • 参加者の次の一歩を1つに絞る:アンケート、個別の相談、次の開催の告知、資料の受け取り。全部を並べると、参加者はどれもしません。いちばんしてほしいことを1つ決めて、最後に伝えます。つなぎ方はイベントを商談につなげる導線設計にまとめています。
  • アンケートは、その場で書いてもらう:「あとでメールでお送りします」より、会場で書いてもらうほうが、答えが集まります。締めの枠の中に、書く時間を1〜2分取ります。
  • 終わりの時刻を守る:参加者には、帰りの予定があります。最後が延びると、話の途中で席を立つ人が増えます。

くわしく読む

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