分科会とは
ぶんかかい
カンファレンスや大会で、参加者がテーマごとに分かれて行う会。聞くだけでなく、参加者どうしで話し合う形をとることも多い。
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分科会は、国の審議会や学会の大会では、テーマごとに分かれた専門の会議を指す言葉です。ここでは、企業や団体が開くカンファレンスで、参加者がテーマごとに分かれて行う会の意味で書きます。
意味
分科会とは、大きな会の参加者が、テーマごとに分かれて行う小さな会のことです。「科」は、分けられた区分を表します。全体を科目ごとに分けた会、と考えると覚えやすい言葉です。
カンファレンスでは、全員で講演を聞く全体会のあとに、「第1分科会:営業」「第2分科会:マーケティング」のように部屋を分けて開きます。参加者は、自分の仕事に近いテーマを選んで参加します。
企業のカンファレンスでは、同じ形をブレイクアウトセッションと呼ぶことが多く、業界団体や行政、学会の大会では「分科会」がよく使われます。分科会と呼ぶときは、聞くだけでなく、参加者どうしが意見を出し合う形をとることが多いのも特徴です。少人数で話し合うので、全体会では出ない本音が出やすくなります。
使い方と例文
- 「午後は3つに分けて、最後の全体会で各分科会から報告してもらいましょう」(企画会議で)
- 「どの分科会に参加するかは、お申し込みのときにお選びいただけます」(告知の文面で)
- 「第2分科会の話し合いが盛り上がっていて、5分押しそうです」(当日、スタッフ同士の連絡で)
あるあるなのは、話し合いがいちばん盛り上がったところで、時間が来ることです。そのあと全体会で各部屋から報告をもらっても、熱は半分も伝わらない。分かれて話した中身を、どう全員で持ち帰るか。そこまで組む段階で決めておきたいところです。
似た言葉との違い
| 言葉 | 意味 | 進め方 |
|---|---|---|
| 分科会 | テーマごとに分かれて行う会 | 講演と話し合いを組み合わせることが多い |
| 全体会 | 参加者全員が集まる会 | 開会・基調講演・報告・閉会 |
| ブレイクアウトセッション | 会場を分けて並行して進むセッション | 講演を聞くことが多い |
| ワークショップ | 参加者が手を動かして考える場 | 作業と話し合いが中心 |
分科会とブレイクアウトセッションは、分かれて並行する形はほぼ同じです。違うのは、使われる場の慣習と、話し合いの比重です。告知で使うなら、参加者がふだん耳にしている呼び方を選びます。迷ったときは、「テーマ別に分かれて話し合う時間です」のように、中身を書き添えると親切です。
実務で気をつけること
- 分ける軸を、参加者の目線で決める:職種で分けるか、課題で分けるか、経験の長さで分けるか。参加者が「自分はここだ」と迷わず選べる軸にします。企画の段階で決めます。
- 部屋ごとに進行役を置く:話し合いを含むなら、問いを出して話を回す人が要ります。社内の担当者が受け持つなら、前もって進め方を合わせておきます。問いの出し方はファシリテーションのコツにまとめています。
- 人数の偏りを、申込の段階で見る:人気のテーマに人が集まり、ほかの部屋がさみしくなるのはよくあることです。申込のときに希望を取り、部屋の大きさを合わせます。
- 全体会での報告は、短く決めておく:各部屋から「何が出たか」を1〜2分で伝えてもらう形にします。報告する人と、報告の形(話すだけか、スライド1枚か)は、分かれる前に決めておきます。
- テーブルの顔ぶれを考える:話し合いがあるなら、テーブルごとの顔ぶれで中身が変わります。組み方はワークショップのチーム分けで扱っています。



