カンファレンスあるある用語集

キービジュアルとは

きーびじゅある/英語では key visual

大和田 颯(株式会社hyten 代表取締役)・

カンファレンスの告知から当日まで、同じ催しだと一目で分かるように使う、中心の絵柄。KVとも呼ぶ。

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キービジュアルは、映画や商品の広告でも使われる言葉です。ここでは、カンファレンスの告知から当日の会場まで、同じ催しの顔として使う絵柄の意味で書きます。つくり方の細かい話には入らず、主催者が決めることを中心にします。

意味

キービジュアルとは、催しの印象を一枚で伝える、中心となる絵柄のことです。英語の key visual から来た言葉で、現場では「KV(ケーブイ)」と略して呼ばれます。

告知のページ、案内のメール、SNSの投稿、当日の看板や投影の画面。キービジュアルは、そのすべてに同じ絵柄と色で出てきます。見る人は、何度も同じ絵柄に触れることで「あのカンファレンスだ」と覚えます。

キービジュアルには、ふつう次のものが入ります。

  • 催しの名前と、その年のテーマの言葉
  • 日付と会場(または配信)の情報
  • 印象をつくる絵柄や写真、色

キービジュアルは、絵柄そのものより、使い続けることに意味があります。告知の初日から当日の会場、終わったあとのレポートまで、同じ絵柄が出続けることで、催しの記憶がつながります。途中で絵柄を変えると、それまでに覚えてもらった印象が切れてしまいます。

使い方と例文

  • 「テーマが決まったら、KVの方向を3案出してもらいましょう」(企画会議で)
  • 「バナーはKVから作るので、正方形と横長の両方をください」(デザインを頼むときに)
  • 「今年のKV、去年より青が強いですね」「テーマが『つなぐ』なので、少し落ち着かせました」(運営チームの雑談で)
  • 「会場の入口の看板も、KVと同じ色でそろえてください」(会場の準備の打ち合わせで)

あるあるなのは、キービジュアルが決まるまで、告知のページもメールも止まることです。そして決まった翌日から、「この形の画像もください」がいくつも出てきます。最初に、使う場所の一覧をつくっておくと、あとが楽になります。

似た言葉との違い

言葉 意味 使う期間
キービジュアル その回の顔になる中心の絵柄 その回の告知から当日まで
ロゴ 催しの名前を表す決まった形 毎年続けて使う
テーマ その回で伝えたいことを表す言葉 その回
トンマナ 色・文字・写真の雰囲気の決めごと その回、または毎年

ロゴは毎年変えないのが一般的で、キービジュアルは毎回変えることが多いです。テーマの言葉が先に決まり、その言葉を絵にしたものがキービジュアル、という順番で考えると整理しやすくなります。トンマナは、キービジュアルを広げて使うための決まりごとです。キービジュアルが1枚の顔なら、トンマナは服装の決まりのようなものと考えると分かりやすくなります。

実務で気をつけること

  • テーマを先に決める:絵柄から決めると、あとでテーマの言葉と合わなくなります。誰に、何を持ち帰ってほしい回なのかを、言葉で決めてから頼みます。
  • 使う場所の一覧を先につくる:告知のページ、メール、SNS、協賛企業向けの資料、当日の看板、投影の画面、ノベルティ。大きさと縦横の比率を書き出してから頼むと、作り直しが減ります。
  • 告知を始める日から逆算する:キービジュアルは告知の入口です。告知を始める日を決め、その前に確認と直しの時間をとります。カンファレンス全体の段取りは自社カンファレンスの立ち上げ方で扱っています。
  • 協賛企業や登壇者の素材とぶつからないか見る:会場の画面や看板には、キービジュアルと協賛企業のロゴが並びます。並べたときに読みにくくならないか、早めに確かめます。
  • 写真や素材の使える範囲を確かめる:素材によっては、使える期間や媒体が決まっています。終わったあとのイベントレポートにも使えるかを、頼むときに確かめておきます。
  • 確認する人を少なくする:キービジュアルは好みが分かれます。確認する人が多いほど意見が割れ、決まるまでが延びます。誰が最後に決めるかを、頼む前に決めておきます。

くわしく読む

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