カンファレンスあるある用語集

サブ会場とは

さぶかいじょう/英語では sub venue

大和田 颯(株式会社hyten 代表取締役)・

カンファレンスで、メインの会場とは別に用意する部屋。並行して進むセッションや、少人数の講演、相談の場などに使う。

カンファレンスの準備に:イベント準備スケジュール表(無料) →

サブ会場は、スポーツの大会で、メインの競技場とは別の練習会場を指すこともあります。ここでは、カンファレンスで、メインの会場とは別に用意する部屋の意味で書きます。

意味

サブ会場とは、メインの会場とは別に用意する部屋のことです。「第2会場」「ルームB」のように、番号やアルファベットで呼ぶことも多い言葉です。

カンファレンスでは、サブ会場をこんなふうに使います。

  • メインの会場と同じ時間に、別のテーマのセッションを開く
  • 少人数で深く話す講演やワークショップを開く
  • 協賛企業の展示や、個別の相談の場にする
  • メインの会場に入りきらなかった人のための中継の部屋にする

サブ会場を置くと、同じ時間に複数の話を用意できます。来場者は、自分に合うものを選べるようになります。

サブ会場を増やすほど、選べる話は増えます。一方で、1つの部屋あたりの人数は減り、運営の手間は部屋の数だけ増えます。来場者の数と、運営の人の数を見て、何部屋まで回せるかを決めるのが現実的です。

使い方と例文

  • 「午後は、メイン会場とサブ会場の2本立てで進めましょう」(企画会議で)
  • 「このセッションは人数を絞りたいので、サブ会場のほうがいいですね」(プログラムの相談で)
  • 「サブ会場、もう満席です。立ち見の方が廊下まで出ています」(当日、スタッフどうしの連絡で)
  • 「サブ会場の配信は止めて、録画だけにしましょう」(配信の相談で)

あるあるなのは、サブ会場のほうが盛り上がることです。小さな部屋に人が詰まり、登壇者との距離が近い。予想以上の人が集まって、急いで椅子を足すことになります。メインの会場が少しさみしく見えるのも、よくある光景です。

似た言葉との違い

言葉 意味 使う場面
サブ会場 メイン以外の部屋そのもの 並行のセッション・展示・相談
メイン会場 いちばん大きい中心の部屋 開会・基調講演・閉会
分科会 テーマごとに分かれて行う会 話し合いを含むことが多い
ブレイクアウトセッション 会場を分けて並行して進むセッション 講演を聞くことが多い

サブ会場は「部屋」の呼び方で、分科会やブレイクアウトセッションは「その部屋で行う会」の呼び方です。サブ会場で分科会を開く、という言い方になります。メイン会場は、全員が集まる始まりと終わりに使い、サブ会場は、選んで参加する時間に使う。この分け方を決めておくと、どの話をどちらの部屋に置くかで迷いにくくなります。

実務で気をつけること

  • 部屋の大きさを、テーマの人気で決める:サブ会場は小さめの部屋が多く、人気のテーマを入れると入りきりません。申込のときに聞きたいセッションを選んでもらうと、部屋の割り当てを決めやすくなります。
  • 移動の時間をとる:メイン会場とサブ会場の間の移動には、思ったより時間がかかります。セッションの間に、移動の時間を置いてタイムテーブルを組みます。
  • 案内を、迷わない形にする:部屋の名前、場所の地図、入口の看板。初めて来た会場では、来場者は迷います。案内の担当を部屋の近くに1人置くと、迷う人がぐっと減ります。
  • 部屋ごとに責任者を決める:時間の管理、機材の不具合、満席のときの判断。サブ会場にも、その部屋のことを決められる人を置きます。全体の進め方はイベント進行表の作り方にまとめています。
  • 録画や配信をするかを、部屋ごとに決める:メイン会場だけ録画する、という形は多いです。サブ会場のセッションも見たかった、という声に、どう応えるかを先に決めておきます。
  • 部屋の名前を、覚えやすくする:「ルームA」「第2会場」など、会場の中の表示と案内の資料で同じ名前を使います。会場側の部屋の呼び方と、催しの中での呼び方が違うと、来場者もスタッフも迷います。

くわしく読む

カンファレンスあるある用語集の一覧へ 事業成長につなげる場の用語集へ