CFP(登壇者の公募)とは
しーえふぴー/英語では call for proposals
カンファレンスで話したい人を広く募り、講演の題名や概要を出してもらう仕組み。出てきた案から、主催者側が選んで登壇者を決める。
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CFPは、学会では論文の募集を指すことが多い言葉です。ここでは、企業や団体、エンジニアのコミュニティなどが開くカンファレンスで、話したい人を広く募る仕組みの意味で書きます。
意味
CFPとは、カンファレンスの登壇者を公募することです。英語の Call for Proposals(提案の募集)の略で、学会では Call for Papers(論文の募集)とも言います。日本語では「登壇者募集」「講演募集」「セッション公募」と言い換えられます。
流れはシンプルです。主催者が募集のページを出し、応募したい人が講演の題名・概要・対象の聞き手・話す人の紹介を書いて出します。主催者側は出てきた案を読み、プログラム委員会などで選んで、登壇者を決めます。
主催者から声をかけるだけでは、知っている人の輪の外に出られません。CFPを開くと、まだ会ったことのない実践者や、現場で面白い工夫をしている人に出会えます。応募の数と中身が、そのカンファレンスへの期待の大きさを映す、という面もあります。
CFPの募集のページには、ふつう次のことを書きます。募集する分野とテーマ、講演の長さ(短い発表か、長めの講演か)、応募の締切と結果の連絡の日、選ぶときに見ること、登壇者への交通費などの扱い。応募する側は、ここを読んで「自分の話が合うか」を判断します。書いていないことは、そのまま問い合わせになって事務局に届きます。
使い方と例文
- 「今年はCFPを開いて、半分の枠を公募にしましょう」(企画会議で)
- 「CFPの締切を1週間延ばします。応募がまだ少ない分野があるので」(運営チームの連絡で)
- 「CFP、出しました。通るかどうかはドキドキです」(応募した人どうしの雑談で)
あるあるなのは、締切の前日と当日に応募が一気に集まることです。最初の2週間は静かで、運営チームが不安になる。そして最終日の夜、応募の通知が止まらなくなります。締切の延長を決めるのは、最終日を見届けてからでも遅くありません。
似た言葉との違い
| 言葉 | 意味 | 誰が動くか |
|---|---|---|
| CFP | 話したい人を広く募り、案から選ぶ | 応募する人が先に動く |
| 登壇依頼 | 主催者から特定の人に話してほしいと頼む | 主催者が先に動く |
| 招待講演 | 主催者が招いた人の講演。基調講演に多い | 主催者が先に動く |
CFPと登壇依頼は、どちらが先に声を上げるかが違います。多くのカンファレンスは、基調講演など目玉の枠は依頼で決め、ほかの枠をCFPで埋める、という組み合わせにしています。
実務で気をつけること
- 選ぶ基準を、募集の前に書いておく:「聞き手が明日から試せるか」「製品の宣伝になっていないか」など、何を見て選ぶかを先に決め、募集のページにも載せます。基準がないと、選ぶ段階で議論が終わりません。
- 締切と結果の連絡の日を、登壇の準備から逆算する:結果が出てから当日まで、登壇者には資料づくりの時間が要ります。登壇者が何にどれだけ時間を使うかはセミナー登壇の準備の進め方が参考になります。
- 応募の項目は少なめに:題名・概要・対象の聞き手・話す人の紹介、くらいに絞ります。項目が多いほど、忙しい実践者ほど応募をあきらめます。
- 落ちた人にも、きちんと返事を出す:応募した人は、次回の参加者で、次回の応募者でもあります。お礼と結果を、全員に同じ日に送ります。理由を一言添えられると、なおよい返事になります。
- 公募の枠と依頼の枠の割合を決めておく:何枠を公募にするかで、募集の告知に力を入れる量が変わります。
- 応募が少ない分野は、声をかけて補う:公募だけでは、集まる分野に偏りが出ます。足りない分野は、締切の前に、話してほしい人へ「応募してみませんか」と個別に声をかけます。依頼ではなく応募をすすめる形にすると、ほかの応募者と同じ基準で選べます。



