セッションとは
せっしょん/英語では session
カンファレンスのプログラムを組み立てる1つの枠。講演やパネルディスカッションなど、形を問わずにこう呼ぶ。
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セッションは、IT ではログインしているあいだのつながり、音楽では即興の演奏、カウンセリングでは1回の面談を指す言葉です。ここでは、カンファレンスのプログラムの1つの枠の意味で書きます。
意味
セッションとは、カンファレンスのプログラムを組み立てる1つの枠のことです。英語の session には「集まり」「会期」という意味があり、ひとまとまりの時間に行う1つの催しを指します。
セッションの形は問いません。1人の講演も、複数の話し手によるパネルディスカッションも、参加者が手を動かすワークショップも、プログラムの上ではどれも1つのセッションです。カンファレンスの告知でよく見る「全20セッション」は、こうした枠の数を数えています。
1つのセッションには、だいたい次のことが決まっています。
- 始まりと終わりの時刻
- 会場(部屋が複数ある場合)
- テーマとタイトル
- 話す人と、形(講演・パネル・対談など)
使い方と例文
- 「午後は3つのセッションを並べて、最後に全員でまとめましょう」(企画会議で)
- 「次のセッションは14時からです。B会場へお移りください」(当日、司会の案内で)
- 「どのセッションが役に立ったか、アンケートで聞きましょう」(終わったあとの振り返りで)
あるあるなのは、1つの枠に盛り込みすぎることです。40分の中に、講演とパネルと質疑を入れて、どれも中途半端になる。登壇者も参加者も、最後は時計ばかり気にしています。セッションは「1つの枠で、1つのことを持ち帰ってもらう」くらいがちょうどいい大きさです。
似た言葉との違い
| 言葉 | 意味 | 数え方 |
|---|---|---|
| セッション | プログラムの1つの枠 | 「全20セッション」 |
| 講演 | 1人が客席に向けて話す形式 | セッションの形の1つ |
| トラック | 同じ時間に、部屋ごとに並行して進む流れ | 「3トラック」 |
| ブレイクアウトセッション | 会場を分けて並行して進むセッション | トラックの中の1枠 |
セッションは「枠」、講演は「形」を指します。講演のセッションもあれば、パネルのセッションもある、という関係です。トラックは、同じ時間帯に部屋ごとに並ぶ流れのことで、「Aトラック」「マーケティングのトラック」のように使います。分かれて並行する枠についてはブレイクアウトセッションで扱っています。
実務で気をつけること
- 数より先に、持ち帰ってほしいことを決める:枠を増やすと、告知は華やかになります。けれど、準備の手間も、登壇者への依頼も、運営の人も増えます。カンファレンス全体のテーマを決めてから、それに要る数だけ組みます。全体の組み立ては自社カンファレンスの立ち上げ方にまとめています。
- 長さは、形ごとに決める:講演とパネルでは、ちょうどいい長さが違います。パネルは話し手が多いぶん、講演より長めに取ることが多くなります。
- 枠と枠のあいだに、移る時間を入れる:終わりと始まりをぴったり付けると、少しの押しが全部に響きます。休憩とは別に、部屋を移る数分を取っておきます。時刻の組み方はイベント進行表の作り方で扱っています。
- タイトルは、参加者の言葉で書く:プログラムを見て、どれに行くかを決めるのは参加者です。社内の呼び名や製品の名前ではなく、参加者の悩みが分かるタイトルにします。
- 枠ごとに、担当のスタッフを決める:登壇者の案内、時間の合図、質疑のマイク。1つのセッションごとに誰が見るかを決めておくと、当日の抜けが減ります。


