影ナレとは
かげなれ
姿を見せずにマイクだけで流す案内。開演前の注意事項や、開演を知らせるアナウンスに使う。
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影ナレは、テレビやラジオの制作でも使う言葉ですが、ここではセミナーやカンファレンスで、姿を見せずに流す案内の意味で書きます。
意味
影ナレは「影ナレーション」の略で、話し手が壇上に出ずに、マイクだけで会場に流す案内です。「影アナ(影アナウンス)」と呼ばれることもあり、意味は同じです。
使う場面は、だいたい次の4つです。
- 開演前:携帯電話の設定、撮影と録音の可否、非常口の場所、開演までの残り時間
- 開演時:「まもなく開演いたします」「本日はご来場いただき、ありがとうございます」
- 休憩と再開:休憩の長さ、戻る時刻
- 閉会後:アンケートの案内、退出の順番、忘れ物
MCが壇上で話すのと違い、影ナレは姿が見えません。そのぶん、場の空気を変えずに事務的な連絡だけを入れられるのが利点です。
使い方と例文
- 準備の打ち合わせで:「開演前の注意事項は影ナレで入れて、MCは本編の進行からにしましょう」
- 進行表の記載として:「13:55 影ナレ(開演5分前)/14:00 影ナレ(開演)→ MC登場」
- 当日の確認で:「影ナレは誰が読みますか。本番前に一度、会場でマイクを通して読んでみてください」
似た言葉との違い
前説と影ナレは、どちらも開演前に注意事項を伝えますが、前説は人が出て場を温めるのに対し、影ナレは姿を見せません。参加者が着席して静かに待っている会なら影ナレ、距離を縮めたい会なら前説、という選び方になります。
実務で気をつけること
- 原稿は一字一句まで書く。影ナレは短いので「その場で言える」と思われがちですが、姿が見えないぶん、言いよどみが目立ちます。読む人が変わっても同じ内容になるよう、進行台本に全文を入れておきます。
- 読む人を先に決めて、本番前に声を出してもらう。運営スタッフが兼ねることが多いですが、その人が受付で手が離せない時間と重なっていないかを確かめます。マイクの音量も、開演前の会場(人がまばらで響く)と開演時(人が入って音を吸う)で違います。
- 流す時刻を進行表に書く。「開演5分前」「開演1分前」のように、タイムテーブルの行として入れておきます。口頭の申し送りだけだと、押しているときに飛びます。
- 伝える内容は4つまでに絞る。撮影の可否、携帯電話、非常口、終了予定時刻。これ以上並べると、聞いている人は何も覚えていません。残りは配布物か画面に出します。
- オンラインと併催のときは、配信側にも同じ案内を流すか決める。会場だけに流すと、配信を見ている人には無音の時間になります。開演前の画面に文字で出しておくと、影ナレを流さずに済みます。

