カンファレンスあるある用語集

オープニングとは

おーぷにんぐ/英語では opening session

大和田 颯(株式会社hyten 代表取締役)・

カンファレンスやセミナーの最初に置く、始まりのプログラム。開会の宣言と主催者のあいさつ、1日の流れの案内をまとめて行う。

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オープニングは、お店の開店や、テレビ番組の始まりの曲にも使われる言葉です。ここでは、カンファレンスやセミナーの最初に置く、始まりのプログラムの意味で書きます。映像の制作の話には入らず、主催者が決める中身と順番を中心にします。

意味

オープニングとは、催しの最初に置く、始まりのプログラムのことです。英語の opening(開くこと)から来ていて、カンファレンスでは「オープニングセッション」「開会」とも呼びます。

オープニングでは、たとえばこんなことをします。

  • 司会による開会の宣言
  • 主催者のあいさつ(その回を開く理由とテーマ)
  • 1日の流れと、会場の使い方の案内
  • 最初の講演、多くは基調講演への橋渡し

時間は短いことが多いのですが、ここで「今日はこういう回です」が伝わるかどうかで、そのあとの聞き方が変わります。最後のクロージングと対になるプログラムです。

オープニングは、来場者の気持ちを、ふだんの仕事から催しの中へ切り替える時間でもあります。受付を済ませたばかりの来場者は、まだメールや次の予定のことを考えています。始まりの数分で「今日はここに集中しよう」と思ってもらえるかが、オープニングの役目です。

使い方と例文

  • 「オープニングは10分。代表のあいさつと、1日の流れの案内だけにしましょう」(企画会議で)
  • 「オープニングの最後で、テーマの言葉をもう一度読み上げてから基調講演へつなぎます」(進行の打ち合わせで)
  • 「オープニング、5分前です。席にお着きください」(当日、会場の案内で)
  • 「オープニングの案内で、撮影してよい範囲を必ず伝えてください」(司会との打ち合わせで)

あるあるなのは、開始の時間になっても、受付に人の列が残っていることです。オープニングを待つか、始めるか。待てば全体が押し、始めれば遅れた人があいさつを聞き逃します。数分だけ待つのか、時間どおりに始めるのか。決め方を前もって決めておくと、当日に迷いません。

似た言葉との違い

言葉 意味 位置
オープニング 始まりのプログラム全体 最初
開会のあいさつ オープニングの中で、主催者が話す部分 オープニングの中
前説 始まる前に、注意事項や雰囲気づくりをする オープニングの前
基調講演 催しのテーマを示す、最初の大きな講演 オープニングのあと

前説は始まる前の準備運動、オープニングは本番の始まりです。開会のあいさつは、オープニングの中の一部分です。あいさつだけでオープニングを終える催しも多く、その場合は2つがほぼ同じものを指します。オープニングの中で、協賛企業の紹介をすることもあります。

実務で気をつけること

  • その回を開く理由を、一言で言えるようにする:主催者のあいさつは、お礼と会社の紹介だけになりがちです。なぜこの回を開くのか、参加者に何を持ち帰ってほしいのかを、短く入れてもらいます。
  • 長くしすぎない:オープニングが長いと、来場者は基調講演の前に疲れます。何分で終えるかを決め、話す人に前もって伝えます。
  • 遅れて来る人への手当てを決める:受付が混んでいるときに始めるかどうか、遅れて入った人をどこに案内するかを決めておきます。
  • 会場の使い方は、ここで一度だけ伝える:Wi-Fi、休憩の場所、アンケートの答え方、撮影してよい範囲。あとから何度も伝えるより、オープニングでまとめて伝えます。
  • 基調講演へのつなぎを決める:誰が登壇者を紹介するか、何を合図に登壇者が出てくるかを、進行表に書いておきます。進行表の組み方はイベント進行表の作り方にまとめています。
  • 話す人と順番を、進行表に書く:司会、主催者、案内の担当。オープニングで誰がどの順に話すかを決め、話す人それぞれに渡しておきます。急に代わりの人が話すことになっても、進行表があれば慌てません。

くわしく読む

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