カンファレンスあるある用語集

懇親会とは

こんしんかい/英語では reception

大和田 颯(株式会社hyten 代表取締役)・

カンファレンスやセミナーのあとに、参加者・登壇者・主催者がくつろいで話す会。講演の場では聞けなかった話が出やすい。

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懇親会は、会社の歓迎会や、学校の保護者の集まりなどでも使われる言葉です。ここでは、カンファレンスやセミナーのプログラムのあとに開く、参加者どうしが打ち解けて話す会の意味で書きます。

意味

懇親会とは、親しく打ち解けるための集まりのことです。「懇親」には、うちとけて親しくなるという意味があります。カンファレンスでは、講演のプログラムが終わったあとに、同じ会場や近くの部屋で開くことが多くあります。

講演のあいだ、参加者は前を向いて座っています。聞きたいことがあっても、大勢の前では手を挙げにくいものです。懇親会では、登壇者に直接話しかけたり、同じ悩みを持つ参加者と知り合ったりできます。「本題は懇親会だった」と言う参加者がいるくらい、ここで生まれる会話には力があります。

主催する会社にとっても、お客様や見込み客と、講演とは違う距離で話せる時間です。ただし、出るかどうかは参加者が選びます。申込のときに、懇親会への参加を別に聞いておくのがふつうです。

使い方と例文

  • 「懇親会は、講演と同じ会場でそのまま開きましょう。場所を移ると、人が減ります」(企画会議で)
  • 「このあと18時から、同じフロアで懇親会がございます。登壇者の皆さまもご参加くださいます」(当日、閉会前の案内で)
  • 「懇親会でお話しした方に、お礼のメールを送っておきます」(翌日の社内の連絡で)

あるあるなのは、始まってしばらくがやけに静かなことです。会場に入ったものの、誰に話しかけていいか分からない。主催者のあいさつが終わって、ようやく会話の声が上がり始めます。最初の10分をどう過ごしてもらうかで、その会の温度が決まります。

似た言葉との違い

言葉 意味 開き方
懇親会 プログラムのあとに、くつろいで打ち解ける会 カンファレンスの最後に付ける
ネットワーキング 仕事のつながりをつくるための時間 プログラムの中の1枠
交流会 参加者どうしが知り合うための会 それだけで開くことも多い
打ち上げ 運営や登壇者など、関係者だけでねぎらう会 参加者は呼ばない

懇親会は「打ち解ける」、ネットワーキングは「つながる」が中心です。実際には、カンファレンスの最後に「懇親会(ネットワーキング)」と並べて書くことも多く、はっきり分かれているわけではありません。話すきっかけの用意のしかたはネットワーキングで扱っています。

実務で気をつけること

  • 開くかどうかを、カンファレンスの目的から決める:お客様どうしをつなげたいなら、懇親会はプログラムの大事な一部です。講演を届けることが目的なら、なくてもかまいません。企画の段階で決め、申込のフォームで出欠を聞きます。
  • 登壇者に残ってもらうかを、依頼のときに聞く:参加者がいちばん話したいのは登壇者です。最後まで残れるかを、登壇を頼むときに確かめておきます。
  • 最初のきっかけを、主催者がつくる:あいさつのあとに登壇者のひと言をもらう。テーマごとにテーブルを分ける。スタッフが参加者どうしを紹介する。会話が始まるまでの数分は、主催者が受け持ちます。
  • 出られない人を、置いていかない:懇親会に出られない参加者もいます。大事な案内や資料は、懇親会の中ではなく、その前のクロージングで伝えます。
  • 生まれたつながりを、翌日につなげる:話したお客様や見込み客には、翌日までにお礼を送ります。誰が誰と話したかを、終わったあとに社内で共有しておきます。つなぎ方はイベントを商談につなげる導線設計にまとめています。

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