字幕とは
じまく/英語では subtitles / captions
映像の話し言葉を文字にして、画面に出すもの。ウェビナーでは、録画・アーカイブに付ける字幕と、ライブで自動で出す字幕がある。
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字幕は映画やテレビでもおなじみの言葉ですが、ここでは会社のウェビナー・セミナーの映像に付ける文字の意味で書きます。編集の作業の細かい手順ではなく、付けるかどうかと、付けるときに決めることを整理します。
意味
字幕は、映像の中の話し言葉を文字にして、画面に重ねて出すものです。英語では、別の言葉に訳した字幕を subtitles、同じ言葉で音声を文字にした字幕を captions と呼び分けることがあります。
ウェビナーで字幕を付ける場面は、大きく2つです。
- ライブの自動字幕:配信ツールの機能で、話した言葉を自動で文字にして出す。準備はいらないが、固有名詞や専門用語は崩れやすい
- 録画に付ける字幕:アーカイブやオンデマンドで出す前に、文字を起こして直し、映像に付ける。時間はかかるが、正確にできる
字幕は、耳の聞こえにくい人や、音を出せない場所で見る人にも届けるための手段です。電車の中や職場で、音を消して録画を見る人も少なくありません。
字幕には、映像に焼き込んで消せない形と、見る人が表示を切り替えられる形があります。社内で使い回す録画や、SNSで短く切って流す動画は焼き込み、アーカイブで長く置く動画は切り替えられる形、と使い分けることが多いです。訳した字幕を付ければ、海外の拠点や取引先にも同じ録画を届けられます。
使い方と例文
- 企画会議で「アーカイブには日本語の字幕を付けましょう。音を出さずに見る人が多いので」
- 編集の依頼で「製品名と登壇者の名前の一覧を付けます。字幕の表記はこれに合わせてください」
- 当日の案内で「画面の下の字幕のボタンを押すと、自動の字幕が出ます。聞き取りの誤りが出ることがあります」
似た言葉との違い
| 言葉 | 意味 | 出るところ |
|---|---|---|
| 字幕 | 話し言葉を文字にして、画面に重ねる | 映像の上 |
| 文字起こし | 話し言葉を文章にしたもの | 別の文書・記事 |
| 同時通訳 | 別の言葉の音声で届ける | 音声 |
| テロップ | 強調したい言葉や名前を、演出として出す | 映像の上(一部) |
文字起こしは字幕の元にもなりますが、字幕は「画面で読める長さ」に区切り直す必要があります。話した言葉をそのまま全部出すと、読み切れないうちに次へ進みます。テロップは、言いたいことを目立たせる演出で、話した言葉を全部追うものではありません。
ライブの自動字幕と、あとから直した字幕は、同じ「字幕」でも正確さがまるで違います。社内の打ち合わせで「字幕あり」と書くときは、どちらの字幕なのかを添えておくと、期待のずれが起きません。
実務で気をつけること
- 付けるかどうかを、公開の形で決める:ライブだけで終わるなら自動字幕で足ります。アーカイブを長く置くなら、直した字幕を付ける価値があります。アーカイブ配信の公開日を決めるとき、字幕を直す日数も入れます。
- 用語の一覧を先に作る:社名、製品名、登壇者の名前、業界の略語。主催者が一覧にして、字幕を作る人に渡します。自動字幕の誤りの多くはここで起きます。
- 誰が最後に見るかを決める:字幕の誤りは、登壇者の発言の誤りに見えます。公開の前に、主催の担当か登壇者本人が一度通して見ます。
- 出してはいけない言葉を消す:ライブでは話せた社名や数字が、録画には残せないことがあります。映像を切るなら、字幕も同じところを消します。
- 画面の下の資料と重ねない:スライドの下の方に大事な文字があると、字幕で隠れます。録画を前提にするなら、登壇者に「スライドの下の端には文字を置かない」と伝えておきます。


