ウェビナー・セミナー用語集

疑似ライブとは

ぎじらいぶ

大和田 颯(株式会社hyten 代表取締役)・

先に録画した講演の映像を、告知した日時に一斉に流す配信。参加者は同じ時間に集まって見て、質問はその場で受け付けることが多い。「擬似ライブ」とも書く。

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疑似ライブは「擬似ライブ」とも書きます。どちらの表記も使われていて、意味は同じです。音楽や動画の配信でも使われる言葉ですが、ここでは会社のウェビナーで、録画を決まった時間に流す開き方の意味で書きます。

意味

疑似ライブは、事前に録画した講演の映像を、告知した日時に一斉に流す配信の形です。参加者から見ると、決まった時間に集まって見るところはライブと同じです。違うのは、登壇者の話がその場の生ではないことです。

よく使われるのは、登壇者の都合が当日つかないとき、同じ内容を何度も開くとき、配信の失敗を避けたいときです。録画を流しながら、チャットや質問には主催者や登壇者がその場で答えます。「講演は録画、質疑は生」と組み合わせる形がよくあります。

似た言葉に「ディレイ配信」があります。生の映像を、時間をずらして流すことです。会社のウェビナーでは、録画を後日の決まった時間に流す意味で使う人もいて、疑似ライブとの線は人によって揺れます。

使い方と例文

  • 企画会議で「登壇者の方が当日は出張なので、先に収録して疑似ライブにしましょう」
  • 案内メールで「本セミナーは、収録した講演を配信します。質疑応答は、講師がその場でお答えします」
  • 当日の段取りで「映像の再生が終わったら、登壇者に画面に入ってもらい、そのまま質疑に移ります」

似た言葉との違い

言葉 意味 参加者が見る時間
ライブ配信 その場で話している映像を、生で流す 決まった時間
疑似ライブ 録画を、決まった日時に一斉に流す 決まった時間
ディレイ配信 生の映像を、時間をずらして流す 決まった時間(ずらした分あと)
アーカイブ配信 終わった回の録画を、あとから見られるように置く 公開の期間内の好きな時間

「決まった時間に集まるか」と「話がその場の生か」の2つで分けると整理しやすくなります。疑似ライブは、集まるけれど生ではない形です。録画をあとから届ける形はアーカイブ配信のページで扱います。

実務で気をつけること

  • 録画であることを、案内で隠さない。生だと思って参加した人が録画だと気づくと、主催者への信用が下がり、質疑の熱も冷めます。案内には「収録した講演を配信します」と書き、質疑は生でお答えする、と添えます。先に分かっていれば、参加者は構えずに質問を送れます。
  • チャットと質問に、誰が答えるかを決める。録画が流れている間、登壇者は手が空きます。登壇者が自分でチャットに答えるのか、主催者が拾ってまとめ、最後に登壇者へ聞くのか。決めずに始めると、質問が流れたまま終わります。
  • 録画と質疑のつなぎ目を、台本に書く。再生が終わってから登壇者の顔が出るまでの数十秒は、画面が空きやすいところです。司会のひと言と、画面を切り替える順番を、進行の台本に書いておきます。
  • 録画の中で「本日」「今月」と言わない。何度も流す予定なら、時期が分かる言葉を避けて収録すると、使い回しがききます。冒頭のあいさつだけ毎回生で入れる、という分け方もあります。
  • 流す回数と期間を、登壇者に伝えて了承をもらう。疑似ライブで何回流すか、あとでアーカイブにするかまで、収録の前に伝えます。配信と当日の進行を任せるときの範囲は、ウェビナー運営代行に頼めることにまとめています。

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