ハンズオンセミナーとは
はんずおんせみなー/英語では hands-on seminar
話を聞くだけでなく、参加者がその場で製品を操作したり、手順をなぞって作業したりする、手を動かすセミナー。
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ハンズオンは、技術者の勉強会や体験の講座でもよく使う言葉ですが、ここでは会社が見込み客やお客様に向けて開く、参加者が実際に手を動かすセミナーの意味で書きます。
意味
hands-on は英語で「実際に手で触れる」「自分でやってみる」という意味です。ハンズオンセミナーは、話を聞くだけでなく、参加者がその場で製品を操作したり、手順をなぞって作業したりするセミナーです。「ハンズオン形式のセミナー」「ハンズオン講座」とも呼びます。
終わったときに「聞いた」ではなく「自分でやってみた」状態で帰ってもらうのが狙いです。手順を一度自分でなぞると、職場に戻ってからも同じことをしやすくなります。
会社が開くものは、大きく2つあります。
- お客様向け。導入したばかりの人に、初期の設定や使い方を覚えてもらう
- 見込み客向け。検討している人に、試しに触ってもらう
会場なら1人1台のパソコンで、オンラインなら参加者が自分のパソコンで、説明の画面を見ながら進めます。
話すセミナーより、1回に入れられる人数は少なくなり、時間も長くかかります。そのぶん、参加した人の「使えるようになった」が残ります。たくさんの人に知ってもらいたいならふつうのセミナー、使い始めの壁を越えてもらいたいならハンズオン、と目的で選びます。
使い方と例文
- 企画会議で「導入したばかりのお客様向けに、初期設定のハンズオンセミナーを月に1回開きましょう」
- 告知で「本セミナーはハンズオン形式です。パソコンをご用意のうえ、前日までにアカウントの登録をお済ませください」
- 当日の運営の連絡で「3列目の方の手が止まっています。サポートの〇〇さん、見に行ってください」
似た言葉との違い
| 言葉 | 参加者がすること | 終わったときに残るもの |
|---|---|---|
| セミナー | 聞いて、質問する | 知識や考え方 |
| ハンズオンセミナー | 手順に沿って、実際に操作する | やってみた経験と、作業の結果 |
| ワークショップ | 話し合って、何かを一緒につくる | 参加者でつくった案や結論 |
| 研修 | 社員が、仕事に要る力を身につける | 身につけた力(社内向け) |
ハンズオンセミナーとワークショップは、どちらも参加者が手を動かします。分け目は、正しい手順があるかどうかです。ハンズオンは決まった手順を自分でなぞり、ワークショップは答えの決まっていない問いを話し合います。聞くことが中心の会はセミナーのページで扱います。
実務で気をつけること
- 事前の準備を、申込の直後と前日に二度案内する:アカウントの登録、ソフトの準備、手元に置く資料。当日に準備から始めると、前半の時間がそれで消えます。主催者が準備の一覧を作り、申込完了のメールとリマインドの両方に入れます。準備ができたかを確かめる手順も書いておきます。
- 定員は、見て回れる人数で決める:手が止まった人を助けるサポートの人を置き、1人で見て回れる人数から定員を決めます。会場の席の数で決めると、サポートが足りずに、置いていかれる人が出ます。
- 進み方の差を前提に組む:早く終わった人には次の課題、遅れた人には追いつける区切りを用意します。「ここまでできていれば次に進めます」という確かめの点を、進行の台本に書いておきます。
- オンラインなら、画面の置き方を伝える:参加者は、説明の画面と自分の作業の画面を同時に見ることになります。画面が2つあると進めやすい、と事前に案内します。つまずいた人はブレイクアウトルームに移ってもらい、サポートの人が画面を見ながら手伝います。
- 手順書を、終わったあとも使える形で渡す:当日の手順を、あとから1人でなぞれる資料にして配ります。録画を見返すより、手順書を見ながら手を動かすほうが、職場で使われやすくなります。

