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プレゼン研修の選び方話し方・構成・資料、どれを鍛えるかで選ぶ
社内の研修・ワークショップを任された方へ:研修プログラムと料金の目安を見る →

社員向けのプレゼン研修を任された。研修会社や講師を探すと候補はいくつも出てくるけれど、どれも「伝わるプレゼン」の研修に見えて、違いが分かりにくい。研修を選ぶ側の人が、最初につまずくところです。
プレゼン研修は、何を鍛えるかで中身がかなり変わります。声や立ち方を直す研修と、話の組み立てを直す研修と、スライドを直す研修とでは、受講者がやることも、研修のあとに変わることも違います。受講者の悩みと研修の中身がずれていると、研修そのものの出来がよくても、職場での話し方はあまり変わりません。
この記事では、プレゼン研修を選ぶ人事やマネージャーの方に向けて、研修の種類の見分け方、よい研修が受講者にさせること、効果の確かめ方、費用の目安、研修会社や講師に聞いておきたいことをまとめます。
プレゼン研修は、何を鍛えるかで3つに分かれる
鍛えることと、研修でやることの例を並べると、次のようになります。
| 種類 | 主に鍛えること | 研修でやることの例 |
|---|---|---|
| 話し方が中心 | 声・間・視線・立ち方 | 発声の練習、話している姿を録画して見返す |
| 構成が中心 | 何を、どの順番で話すか | 伝えたいことを一言に絞る、話す順番の型で組み立てる |
| 資料が中心 | スライドのつくり方と見せ方 | 1枚に書くことを1つにする、文字を減らす |
1つの研修で2つ以上を扱うこともありますが、研修の時間をいちばん使っているのがどれかを見ると、中心が分かります。
3つは、本番で効くところが違います。話し方は話す中身が決まったあとの届け方に、構成は何を話すかを決めるところに、資料は聞いている人が話を追いやすくするところに効きます。
それぞれをもう少し知りたい方は、話し方(間・声・立ち位置)はスピーチの演出、構成は記憶に残るプレゼンの構成、話す言葉とスライドの関係はプレゼンテーションライティングとはに書いています。
受講者の悩みから、どの研修を選ぶか
どの種類を選ぶかは、受講者がふだん聞き手から何と言われているかで決めます。
| 言われること | 原因がありそうなところ | 向いている研修 |
|---|---|---|
| 「結局なにが言いたいの?」 | 話の中心が決まっていない | 構成が中心 |
| 「話が長い」 | 削れていない、話す順番が決まっていない | 構成が中心 |
| 「声が聞き取りにくい」「自信がなさそう」 | 届け方 | 話し方が中心 |
| 「資料が読みにくい」 | スライドに話の全部を書いている | 資料が中心(構成とあわせて) |
迷ったら、構成から始めるのがおすすめです。話す中身が決まらないうちに話し方やスライドを直しても、直したものを何に使うのかが決まらないからです。登壇の準備でも、スライドは話の骨子が固まってから作るほうが早く進みます(登壇準備の進め方)。資料が読みにくいという悩みも、もとをたどると、話す言葉が決まっていないのが原因になっている場合がよくあります。
受講者の悩みがばらばらなときは、研修の前に、いま困っている場面を一人1つずつ書いてもらうと、どれが多いかが見えます。
よいプレゼン研修は、受講者に何をさせるか
研修の中身を見るときは、講師が何を話すかより、受講者が何をするかを見てください。次の4つがそろっている研修は、研修のあとも使える形で残りやすいと思います。
- 自分が実際に話す場面を題材にする:社内の提案、お客様へのプレゼン、報告など、受講者がこの先本当に話す場面を使う。架空の題材だと、研修の場ではできても、自分の場面に戻すときに一から考え直すことになります
- 全員が人前で話す:一人ずつ発表する時間がある。聞いているだけの時間が長い研修だと、話す練習になりません
- 聞いた人と講師から、気づいたことが返ってくる:「よかったです」で終わらず、どこを削ればいいか、どの順番に変えればいいかまで返ってくる
- 研修のあとも使える型が残る:話す順番の型のように、次の提案でそのまま使えるものを持ち帰れる
事前課題があると、当日の時間を発表とフィードバックに多く使えます。話す題材を前もって決めておいてもらい、講師が添削する形もあります。
hytenのプレゼンテーション研修は、構成を中心にした研修です。伝えたいことを短く絞り、相手が決めやすい順番で話す練習を、次の3つの手順で進めます。
| 手順 | やること |
|---|---|
| 言葉を削って、一言に絞る | 伝えたいことから言葉を削っていき、話の中心を一言にまとめる |
| 型を選んで、3分で組み立てる | 話す順番の型から場面に合うものを選び、3分の構成をつくる |
| 全員が発表して、フィードバックし合う | 一人ずつ発表し、聞いた人と講師から気づいたことを返す |
題材は、受講者が実際に話す場面です。2時間から、1回10名くらいまでで、対面でもオンラインでもできます。
プレゼン研修の効果の確かめ方
プレゼン研修の効果は、研修の場での発表の出来より、そのあとの本番で見ます。研修の終わりに満足度を聞くだけだと、本番で何かが変わったかまでは分かりません。
確かめる時点は、次の3つです。
| 時点 | 確かめること | やり方 |
|---|---|---|
| 研修の前 | 受講者が話す場面と、いまの困りごと | 事前課題や事前の打ち合わせで、題材と悩みを集める |
| 研修の最後 | 次の本番で使う一言と構成ができているか | 研修でつくった一言と3分の構成を、持ち帰れる形にしておく |
| 次の本番のあと | 聞いた人に、何が残ったか | 5〜7日後に、聞いた人に「何の話でしたか」と聞く |
3つ目で聞くときは、「どうでしたか」ではなく「何の話でしたか」と聞きます。「どうでしたか」と聞くと、たいてい「よかったです」としか返ってきません。社内の提案なら、会議のあとの議事録やチャットで、どの一文が引用されたかを見る方法もあります。確かめ方のくわしい手順は、記憶に残るプレゼンの構成の「1週間後に確かめる」に書きました。
プレゼン研修の費用の目安
hytenのプレゼンテーション研修は、2時間・1グループで20万円〜(税別)です。正式な金額は、ご相談のうえでお見積りします。研修は日当ではなく、設計・教材・当日の進行まで含めたプログラム一式の料金です。
金額が動くのは、主に次の3つです。
| 金額が動くところ | 増えるとき |
|---|---|
| 人数 | 1グループ10名くらいを超えて、グループが増える |
| 回数 | 2回以上に分けて練習する |
| 事前課題の添削 | 話す題材を前もって出してもらい、講師が添削する |
ほかの研修会社や講師と比べるときは、金額より先に、何が含まれているかをそろえます。事前の打ち合わせ、添削、研修のあとの確かめが入っているかどうかで、同じ2時間でも中身が変わります。見積もりで確かめることは研修講師の探し方と頼み方にまとめています。
研修会社・講師に聞きたい5つのこと
プレゼン研修を頼む前に、研修会社や講師に次の5つを聞いてみてください。
- 話し方・構成・資料のうち、どこにいちばん時間を使う研修ですか:受講者の悩みと、研修の中心が合っているかを確かめます
- 受講者が実際に話す場面を、題材にできますか:社内の提案なのか、お客様へのプレゼンなのかを伝えて、題材に使えるかを聞きます
- 受講者一人あたり、何回、何分くらい話せますか:1回の人数の目安と、人数が増えたときに発表の時間がどう変わるかも聞きます
- フィードバックは、誰から、どんな形で返りますか:講師だけか、受講者どうしでも返し合うのか、どこを直せばいいかまで返るのかを聞きます
- 研修のあと、何を確かめてもらえますか:満足度の集計だけか、本番で使ったかどうかまで確かめるのかを聞きます
よくある質問
1回の研修で、プレゼンはうまくなりますか?
1回の研修で持ち帰れるのは、話す順番の型と、自分の話のどこを削ればいいかの見当です。うまくなったかどうかが分かるのは、次の本番でそれを使ってみてからです。研修の題材を、近いうちに本当に話す場面にしておくと、研修で組み立てたものをそのまま本番に持ち込めます。続けて練習したいときは、事前課題の添削をつけたり、回数を増やしたりする形もあります。
決まっている登壇や大事な提案を、個別に見てもらうことはできますか?
研修は、受講者が自分で話を組み立てられるようになるための場です。決まっている登壇や大事な提案の中身を一緒に作りたいときは、研修より個別にご一緒する形のほうが合っています。hytenでは、登壇・プレゼンのプロデュース(Impact Pitch Produce)として、話の中身づくりから本番までをお引き受けしています。
オンラインでも受けられますか?
受けられます。オンラインでも、一人ずつ発表して、聞いた人と講師から気づいたことを返す流れは変わりません。ふだんの提案や報告がオンラインで多いなら、オンラインで練習したほうが本番に近い形になります。
まとめ
- プレゼン研修は、話し方・構成・資料のどれを中心に鍛えるかで中身が変わる
- どれを選ぶかは、受講者が聞き手から何と言われているかで決める。迷ったら構成から始める
- よい研修では、受講者が実際に話す場面を題材にし、全員が話し、気づいたことが返ってきて、使える型が残る
- 効果は研修の場の出来ではなく、次の本番のあとに「何の話でしたか」と聞いて確かめる
- 費用は、人数・回数・事前課題の添削で動く。比べるときは、含まれるものをそろえる
hytenのプレゼンテーション研修では、登壇やイベントの設計で使っている“話す順番の型”を、受講者が自分の場面で使えるようになるまで練習します。研修の中身を自社の場面に合わせて相談したい方は、研修の相談フォームからどうぞ。
自社の場合はどうだろう?と思ったら。
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